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昔、横浜モアーズの屋上に遊園地があった!?

ココがキニナル!

子どもの頃によく連れてってもらった、今はなき「横浜モアーズの屋上遊園地」について調査をお願いします。観覧車はなかったけど、レールと水路の乗り物があった記憶があります。(chihirock!さんのキニナ

はまれぽ調査結果!

確かに遊園地があったが、1982(昭和57)年から縮小され、2008(平成20)年にはすべて撤去された。現在は、駐車場と屋外広場になっている。

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ライター:美村 翔

ちょっと特別なお店、横浜モアーズ



JR横浜駅西口で、横浜高島屋と向かい合う横浜モアーズ。

2008(平成20)年10月、「やさしい大人のカップル」をコンセプトに全面リニューアルし、今月で4周年を迎えた。

地下3階、地上9階建て、延床面積2万7200㎡の店内には、ファッション、アミューズメント、美容、ホビー、グルメなど多彩なショップが60店舗並んでいる。集客数は1日平均2万人。とくに20代から30代の男女に人気の「ちょっと特別な横浜のお店」なのだそう。
 


ガラス張り外壁の横浜モアーズ



さて、投稿によると、横浜モアーズの屋上に、かつて遊園地があったらしい。横浜に住んで10年あまりの筆者は常連客であるが、屋上遊園地のことはまったく知らない。

横浜駅近くのスポーツクラブに通う、40代から60代の友人たちに聞いてみた。すると、「あ~あ、あった!あった!懐かしい!」「子どものころ、よく遊びにいったわ」などの答えが返ってきて、その場が昔懐かしトークで盛り上った。

確かに遊園地は存在していたらしい。しかし、友人たちの話からでは詳しいことはわからなかった。



現在の屋上はどうなっているの?



真相を探るために、横浜モアーズの事務室を訪問し、店長の小島洋之さんと営業担当チーフの田島真吾さんにお話を伺った。
 


左から田島真吾さん、小島洋之店長


「私が入社した1991(平成3)年にはまだ残っていたので、もちろん知っていますよ。当時の写真を探しましたので見てください」という小島店長さん。それに対し、2008(平成20)年入社の田島さんは「初めて聞きました。私が知らない歴史の中の話ですね」と今回の話に驚いていた。

お二人に案内されて屋上へ。通常は安全のために入り口に鍵が掛けてあり、一般客は入ることができないが今回は取材のため特別に入場を許可していただいた。

屋上の面積は、1200㎡。オリンピック用の競泳プール(25×50m)よりやや狭い。フロアの半分が2階建ての駐車場で、もう半分が屋外広場になっている。決して広いとはいえないこの場所に、はたして遊園地があったのだろうか。
 


まったく何もないエリア
 

中央の緑色の濃い部分に飛行塔があったという
 

唯一、当時の面影を残すという外灯
 

駐車場の2階から、横浜港とベイブリッジが望める



それでは、小島さんのお話や提供していただいた写真、社史などをもとに、遊園地があったという時代にタイムスリップしてみよう。