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かつて賑わっていたという「新山下商店街」、今はどうなっているの?

ココがキニナル!

昔は、新山下商店街というのが賑わっていたらしいのですが、現在の新山下はどんなお店や会社があるのですか。調査お願いします(みみさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「新山下商栄会」は2012年に解散。新山下地区には現在、ドン・キホーテなどの大型店舗や小売店、飲食店、貿易や倉庫関係の会社などがある

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ライター:橘 アリー

新山下地区と商店街

新山下地区へは、みなとみらい線「元町・中華街駅」から、徒歩10分くらいで行くことができる。
 


赤で囲んだ部分が「新山下」エリア(Googleマップより)。
横浜市は破線部分で「新山下第一地区」などと区分している


運河をはさんで海側は本牧ふ頭に続いていて、陸側は山手地区の高台の下に細長く広がっており、そこに、昔は栄えていたという商店街があった。

新山下1丁目と2丁目の間に、山手の高台へ上る階段がある。
 


階段の様子


階段を上ったところには「港の見える丘公園」があり、そこから新山下地区が見渡せる。
 


港の見える丘公園から見た新山下地区


新山下の商店街は、「新山下商栄会」と言う名称で、2012(平成24)年3月に解散してしまった。現在、通りはとても静かだ。
 


「新山下商栄会」があった通りの現在の様子


当時の「新山下商栄会」は、どのような様子だったのだろうか。



催事コンクールで「チャーミング賞」を受賞したことも!

「新山下商栄会」の会長をしておられた渡邉秀明さんに、商店街が栄えていたころの様子を伺った。渡邉さんは、現在も「新山下商栄会」があった通りで、「きみつや」という寝具販売とクリーニングのお店を営んでいる。
 


渡邉秀明さん


そもそも、新山下地区は、関東大震災前までは海で、その後、震災のがれきを埋め立てて作られた。そこへ主に千葉県や山梨県から多くの人が移り住んで来たそうである。
 


「きみつや」さん外観


渡邉さんも、お爺さんの代に千葉県から移り住んで来られたそうで、「きみつや」という屋号も千葉の君津から取ったそうである。先代までは漢字で「君津屋」と名乗っていたが、渡邉さんの代になってから、子どもでも読めるようにと、平仮名の「きみつや」に変えたそうである。

また、この地域は横浜大空襲での焼失を免れ、戦後から高度成長期の時代など、横浜港が水上で貨物を運行する艀(はしけ)で賑っていた当時、地域住民はもとより、港湾関係者や米軍の関係者など、多くの人々が商店街に来ていたそうだ。

1988(昭和63)年1月には、社団法人神奈川県商店街連合会が行った前年の歳末催事コンクールで、「経費をあまりかけることなく買い物客を楽しませた」として、「チャーミング賞」を受賞した。この時の副賞で、買い物客を大型バス7台で成田山詣でに招待したそうだ。
 


「チャーミング賞」のトロフィー


平成になっても、商栄会では歳末やお中元の時期など活発に売り出しセールを行っていたが、時代の変化に伴い、後継者のいない商店の閉店、大型小売店の進出などもあり、2012(平成24)年3月に、「新山下商栄会」は商店街としての役目を終え、解散となった。
 


1991(平成3)年当時の様子(新山下地区「街づくりニュース」より)
 

1999(平成11)年の中元セールのチラシ