相鉄・JR直通線記念ムービーがかっこよすぎ! ほとんどCMを流さない相鉄がなぜ作ったの?
ココがキニナル!
相鉄・JR直通線の記念ムービー「100 YEARS TRAIN」がかっこよすぎると話題に。JRや京急と違って相鉄のCMはほとんど見かけないのになぜ記念ムービーを作ったの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
相鉄・JR直通線が開業し、人と人、街と街を“つなぎ”、新しい出会いを願い制作された。また、羽沢横浜国大駅では撮影に使用された昭和時代の車両の一部と出演者の衣装が期間限定で展示されている
ライター:はまれぽ編集部
2019(令和元)年11月30日に相鉄・JR直通線が開業、運転開始となった。
また、相鉄線の新駅「羽沢横浜国大駅」が開業したり、新駅開業と相互直通運転開始を記念したイベント「ハザコクフェスタ」が開催されたりと今なにかとアツイ相鉄線だ。
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そんな相鉄グループは相鉄線とJR線の相互直通運転が始まることを記念し、相鉄都心直通記念ムービー『100 YEARS TRAIN』を公開した。
この記念ムービー、とんでもなくかっこいい仕上がりになっており、公開されると瞬く間に話題となった。
今まで、相鉄線のテレビCMのような映像広告はほとんど見かけたことがなく、電車の中吊り広告くらいのイメージだが、なぜ今回、記念ムービー制作に至ったのだろうか。
相鉄ビジネスサービス株式会社の総務広報担当者に、この記念ムービーが作られたキニナル理由を取材した。
『100 YEARS TRAIN』の出演は有名女優と俳優のダブル主演!
まずは相鉄都心直通記念ムービーをご覧いただこう。
相鉄都心直通記念ムービー「100 YEARS TRAIN」
この記念ムービー『100 YEARS TRAIN』は、女優・二階堂ふみ(にかいどう・ふみ)さんと俳優・染谷将太(そめたに・しょうた)さんのダブル主演。
記念ムービーのテーマは“つながる”
100年以上の歴史がある相鉄線が「大正」「昭和」「平成」と時代に合わせて移り変わっていく様子と、「令和」に入ってから都心に直通することで人々の環境が変化する様子を描いたおよそ3分半の動画になっている。
それぞれの時代に合わせた衣装などにも注目!
この記念ムービーのポイントは、各時代を象徴する車両や衣装、写真などを使用しリアルに再現していることだ。
「大正」では着物や袴(はかま)の衣装、「昭和」では着物を仕立て直したもんぺのような衣装、「平成」ではギャルファッションやB‐BOYスタイルの衣装、「令和」では多様性を意識した衣装が登場する。また、それぞれ時代の最後には、各時代を象徴する写真が登場し、モノクロ写真、プリクラ、スマートフォン画面などで100年間の歴史を表現している。
ムービー内に登場する、各時代の相鉄線車両は、当時の写真や図面を元にCGを制作した。
時代に合わせて進化し続けている相鉄線車両
テーマ曲も“つながる”
相鉄都心直通記念ムービーのテーマである“つながる”にちなみ、テーマ曲はマッシュアップ(2つ以上の曲から片方はボーカルトラック 、もう片方は伴奏トラックを取り出して、既存の曲のようにミックスし重ねて1つにする音楽の手法)された楽曲を起用。
20年間進化を続ける3人組ロックバンドの“くるり”から『ばらの花』。多方面で活躍中の5人組ロックバンドの“サカナクション”から『ネイティブダンサー』。この2組の既存曲を“つなげる”ことで新しい曲を制作した。
そしてこのマッシュアップ曲を歌い上げたのは、「FLOWER FLOWER」で活躍しているyuiさんと「odol」のミゾベリョウさん。
yuiさんを中心に集まったバンド「FLOWER FLOWER」
ミゾベリョウさんを含む5人組バンド「odol」
この2人の透き通ったような声が、ムービーの儚げな世界観にピッタリはまっている。