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見た目のインパクトが強烈な家系ラーメンがあるらしい!?~横浜の家系ラーメン全店制覇への道 其の九

ココがキニナル!

「家系ラーメン全店制覇への道」 9回目は、家系ラーメンの中でも見た目のインパクトが強烈なラーメンを提供する、オリジナル系の「うえむらや」、独立系の「かわべ」「風々風」の3店舗をレポート!

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ライター:はまれぽ編集部

 

横浜市内の「家系ラーメン」店を全店調査するという壮大な企画「横浜の家系を全店制覇! ~家系図を作ろう~」。前回では壱系総本山・壱六家創業当時の味が食べられる店を探すというプロジェクトを実行し、見事その謎を解決した。
 


壱六家創業当時の味を再現した「らっち家」のラーメン(650円)

また、前回より取材時でに家系マイスターのマーコ氏とジロリアン・千葉が食べてきた「家系ラーメンランキング」を発表! 波乱にあふれた、オススメランキングベスト10は以下のとおり。

 

順位 店名 オススメポイント
1位 寿々喜家 ・全てがパーフェクト!(マーコ)
味のバランスが最高!(千葉)
2位 綱島商店 ・壱系の進化バージョン!(マーコ)
・特濃スープは伊達じゃない!(千葉)
3位 近藤家 吉村家創業当時の味!(マーコ)
家系の歴史が味わえる一杯!(千葉)
4位 すずき家 ・超ストロング家系!(マーコ)
・久々に衝撃を受けた味。ライスが欲しい(千葉)
5位 らっち家 ・壱六家創業当時の一杯っ!(マーコ)
・幻の味に出会えてただただ感動(千葉)
6位 矢口家
平塚店
介一系最高峰!(マーコ)
・矢口家創業当時の味を堪能できる店(千葉)
7位 壱六家
磯子本店
壱系総本山!(マーコ)
・ここでは必ずライスを注文しないと損!(千葉)
8位 壱八家 This is マイルド!(マーコ)
どっしりしているけど、どこかマイルド(千葉)
9位 めんりゅう 介一家イズムを引き継ぐライトスープ!(マーコ)
・ホスピタリティが最高!(千葉)
10位 介一家
うりゅう
介一系のお手本のようなライト家系!(マーコ)
・毎日でも食べられるくらいあっさり家系(千葉)

前回のランキングはこちら! 今週の結果はいかに!?

  
いままでは「歴史系」「独立系」「壱系」「オリジナル系」という調査をおこなってきたが、今後は毎回違ったテーマで皆さまに家系ラーメン店の情報をお届けしようと思う。

11月某日、家系プロジェクト本部に、見た目のビジュアルが強烈な家系ラーメンがある!という情報が舞いこんできた。見た目のビジュアルといっても皆目見当もつかないが、いったいどんな家系ラーメンなのだろう・・・。
マーコ氏に相談をしたところ、どうやら心当たりのある店が横浜市内に3店舗あるらしい! そこで今回は見た目が強烈な家系ラーメンという情報を元に調査を開始した。



キャベツだけでも腹いっぱいに!? 「うえむらや」



まず最初に向かったのは「IEK(イーエーケー)48総選挙・ユーザー投票中間ランキング」でもトップ10にランクインした、都筑区池辺町にある「うえむらや」(オリジナル系)。JR横浜線鴨居駅から歩いて徒歩約20分の場所に立地する同店は、マーコ氏いわく常に客足が途絶えることのない人気店なのだそう。
 


寒いのにYシャツ1枚で取材に同行したマーコ氏


オーナー兼店主の小泉さんに話を伺った。同店が開店したのは1994(平成6)年8月のこと。以前からいつか自分の店を持ちたいと思っていた小泉オーナーは、当時家系ラーメン店が注目されていたことに目をつける。そこで一念発起し、それまで勤めていた外食産業を退職し、同店を立ち上げたそうだ。
 


笑顔が素敵な小泉オーナー


この地に同店を立ち上げた理由は、24台の車を停められる広い駐車場スペースと立地の好条件。しかし、店を立ち上げたものの、飲食店での経験はあるが家系ラーメン店では修業経験のない小泉オーナー。

そこで近くに店を構える介一家・港北店(現在・介一家うりゅう)の味をヒントに自分の感性を信じて現在の味を創り上げたという。
 


広々とした店内。週末には家族連れのお客も多いのだそう


同店の特徴といえば、メニューに新鮮な野菜をふんだんに使用していること。地元の農家と提携し、その日に採れた新鮮野菜(ほうれんそうホウレンソウ、ネギ、キャベツなど)をラーメンやチャーハン、餃子ギョウザなどに使っているのだとか。
 


とれたて新鮮野菜。写真の野菜も取材当日の朝に採れたものだそう


店ができた経緯や特徴は分かった。だが、インパクトのある家系ラーメンは食べられるのだろうか? 小泉オーナーに伺ったところ、「キャベ玉ラーメン」のことだと思いますよとのこと。そこで、マーコ氏と目を合わせながらおそるおそる注文してみた。
 


キャベツのインパクトがすごい! 「キャベ玉ラーメン」(700円)
 

サイドメニューも充実! ギョウザ(350円)、半チャーハン(300円)


まさにインパクト大! 写真では見たことがあったが、実際に目の当りにすると、このキャベツの量に圧倒されてしまう。味もキャベツが新鮮なためか、その甘味が口いっぱいに広がる。見た目のインパクトもさることながら、ボリューム感がいい感じ。では今回の結果発表だ。
 


キャベツの量に思わず顔がほころんでしまう


>家系マイスター・マーコ氏
とんこつ感・しょう油感・チー油感とすべてに関しておとなしい。しかしながら、人気店であるのも周知の事実のため、“店は味だけが全てでない”と言える代表的な店だ。

>編集部・千葉
キャベツの量に思わず圧倒! ただ、家系ラーメンとしてはあっさりし過ぎている。こってり味が苦手な人にはオススメ。あと店の雰囲気が明るいので家族連れや女性にいいかも。

<今回の採点>
ネ タ 度 :☆☆★★★(星2つ)
既食メニュー:キャベ玉ラーメン(700円)

じっくり採点しながらふと横を見ていると、マーコ氏が「インパクトがまだまだ足りない・・・」と眉間にシワを寄せながらつぶやいた。これ以上のインパクトを超える店がほかにもあるのだろうか?
 


後ろ姿が寂しいですよ、マーコ氏?




家系ラーメン&サンマーメンの夢のコラボ! 「風々風」



続いて向かったのが、東急東横線綱島駅からバスで10分、トレッサ横浜のすぐ近くにある「風々風(ふうふうふう)」(独立系)
 


風々風の外観。見た目はまるで中華料理店


さっそく店の扉を開け取材の旨を伝えたところ、快く応じてくれた。今回、取材にご協力いただいたのは、同店のオーナーである久保田さん。さっそく同店が開店した経緯にふれてみよう。
 


白のユニホームがお似合いの久保田オーナー


久保田オーナーの実家は川崎で中華料理店「中華村」を営んでいるが、家業を継ぎたくないと反発し、大学卒業とともにサラリーマンの道を選ぶ。だが、仕事をしている中で自分が本当にやりたいことは何か? と自問自答した結果、中華料理店の手伝いをしていた経験を生かせるラーメンへの道を進むことになったそう。
 


少し広めの店内


そこで修行先として目をつけたのが、六角家からの独立店で東京都目黒区に本店を構える「円満家」。知り合いを通じて2003(平成15)年に入店し、円満家目黒店で2年、蒲田店で2年半の修業を積み、家系ラーメンの基礎作りを当時の店長に叩き込まれたとのこと。
 


「修業時の経験が今の僕を作ってくれた」という


こうした経緯を得て、2008(平成20)年3月16日に念願の店をもつことになる。店名の由来は久保田オーナーのラーメン作りに対する3ヶ条「真風」「新風」「心風」の“風”を3つつなげたもの。ちなみに風風風にしなかったのは、全部“風”の文字にしてしまうと、見た目が重くなるからということだのこと。
 


店名の由来はこれ!