思わずうっとり! 根岸と川崎の工場夜景スポットを教えて!
 ココがキニナル!
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冬が近づき、空気が澄んで工場夜景がキレイな季節になりました。地元の川崎の工業地帯と根岸の工業地帯、それぞれのレポートをお願いします!(鯵風潔さん)
はまれぽ調査結果!
川崎工業地帯は、浮島、千鳥町、扇島付近、根岸の工業地帯は本牧山頂公園、池袋公園、新磯子町付近がおすすめ。それぞれの工場の違う表情を楽しめる。
ライター:山口 愛愛
	「工場萌え」の聖地ともいわれる川崎、根岸の工業地帯。最近では工場夜景を楽しむクルーズツアーが急増するほどの人気ぶり。今回は、予約や料金の負担もなく、気軽に楽しみたいという人へ、車でも向かえるスポットを紹介したい。
	 
	
	
	豊浦町と千鳥町にある「JX日鉱日石エネルギー根岸製油所」(撮影:2011〈平成23〉年)
	
	気温の低い冬場は湿度も下がり、空気中の水分が少なくなるので透明度が高くなる。澄んだ空に光りが映える、この時期に足を運ぶのがベストだ。もちろん望遠カメラがあれば、さらに被写体を浮き彫りにすることはできるが、今回はちょこっと立ち寄り、一般的なコンパクトカメラなどでも手軽に撮影できるポイントを探してみよう。
	
	
	
	タンクやプラントが浮かび上がる川崎工業地帯へ
	
	早速、横浜方面から川崎の工業地帯へと向かった。川崎の工業地帯の中でも、工場が密集しスポットライトを浴びるかのごとく輝いているエリアがある。工場が集っていても夜間の照明の度合いや、地上から眺められる場所は意外と限られている。
	
	川崎でおすすめしたいのが浮島、千鳥町、扇島付近だ。首都高速横羽線の下を走る産業道路を通り、塩浜を右折して、まずは浮島方面を目指した。
	
	首都高速神奈川6号線に沿った国道409号線を走ると、東燃ゼネラル石油やJFEコンテイナーの工場やプラントが見えてきた。高いビル群や住宅が極端に少なくなり、工場萌えの雰囲気が徐々に高まってくる。
	
	左手に日本ユニカーの建物があるところで、右手に折れると道は急カーブに。その先に巨大宇宙船が現れるかのように、工場が浮かび上がった。
	 
	
	
	この辺りが工場夜景の入口
	 
	
	その先へと期待が高まる
	 
	
	タンクを囲う無機質な建物も夜間はアートのように浮かび上がる
	 
	
	このあたりから工場夜景が楽しめる(Googleマップより)
	<クリックして拡大>
	
	この先には圧巻の景色が現れる。SF映画に出てくる宇宙ステーションのようにも感じられる、東燃ゼネラル石油の建物。
	 
	
	
	メタリック感とオレンジがかった光のアクセントにうっとり
	 
	
	煙と相まって幻想的な雰囲気に
	 
	
	漆黒とシルバーのコントラストもヨシ
	
	夜景のメッカは、クルージングや高速道路を走行する車窓から、間近に見える場所が多いのだが、一般道路から至近距離で堪能できるのが嬉しい。
	
	次に目指すは、千鳥町の千鳥橋。国道132号線上で、川崎貨物駅付近の夜光と千鳥町を結ぶ、千鳥運河にかかる橋だ。この先の千鳥町からも工場夜景を拝めるが、この橋からは、東亜石油製油所などのプラントと川に映る光や船の演出も楽しみたい。
	 
	
	
	小さな橋なので、夜光を過ぎたら注意
	 
	
	遠めに撮ると夕焼けのよう。煙は工場夜景ならでは
	 
	
	橋の上から千鳥町方面
	 
	
	川面を挟み、両岸に工場が続く
	 
	
	車内から眺める景色はなんとも幻想的(Googleマップより)
	<クリックして拡大>
	
	続いて、川崎港の沖の方を目指し、海底を走るトンネル道を抜けて、東扇島東公園へ。
	この公園は2008(平成20)年に開園し、人工海浜やドッグラン、バーベキュー場などもあるので、昼間は人が集まる。
	
	ファミリーやカップルも多く、公園で遊んでから、陽が落ちるのを待って夜景を楽しむのもいいだろう。園内には駐車場やトイレ、自動販売機があり、近くにもコンビニエンスストアが点在するので、夜景デートにも使い勝手がよさそうだ。
	
	ここは、対岸のプラントや羽田空港で離陸する飛行機を眺められるのがポイント。整備された公園を散策しながら、ポイントを探してみよう。
	 
	
	
	駐車場近くの入口から海辺へ向かう
	 
	
	鉄塔の光を浴び、プラント群が赤く浮かび上がる
	 
	
	場所はこのあたり(Googleマップより)
	<クリックして拡大>
	
	
	
	 






