横浜「1000ぶら」商店街探訪vol.33 「日本一短い商店街」!? 南区三吉橋商店街で夏メニューを作成!
ココがキニナル!
日本一小さいけど歴史あるお店がまだ元気に頑張っている三吉橋商店街で夏グルメの材料を購入
ライター:橘 アリー
日本一かわいい商店街
まだ梅雨時の6月だというのに、晴れた日は日中の気温が30度近くまで上がり、その暑さには本当に参ってしまう。
紫陽花はキレイに咲いているが、とにかく暑い
梅雨の時期でこんなに暑いのだから、本格的な夏には、どうなってしまうことやら・・・。
しかし、こんな暑い中でも、毎日買い物客が訪れるのが商店街。
そこで、今回の1000ぶら商店街は、“日本一かわいい商店街”というキャッチフレーズを掲げている三吉橋通り商店街で、夏に嬉しいモノを探すことに。
見つけたモノは、プレゼントに。
中村川に架かる「三吉橋」から見た商店街の様子。後方に「横浜橋商店街」が見える
まずは、ホームページで確認してみると、この三吉橋通り商店街が、“日本一かわいい商店街”と名乗っているのは・・・
「横浜橋入口」の交差点と
中村川に架かる「三吉橋」の間の
その長さ、わずか30メートルほどの小さな商店街であるからのようだ。
では、「横浜橋入口」交差点側からスタート
最初に、三吉橋通り商店会会長の、安室(やすむろ)米店のご主人に、この商店街がいつごろできたのか伺ってみることに。
小さいが歴史の古い商店街
安室米店は、「横浜橋入口」交差点側から商店街に入って、すぐ右側にある。
安室米店の全景
お店の前には、各地のお米が並んでいる。値段も手ごろだ!
ご主人の安室利明さん
安室米店さんは、1948(昭和23)年創業。
利明さんのおじいさんが、戦時中は米の配給所に勤めていて、終戦後、この場所で米店を開いたそうである。
店内には精米機があり・・・
その場で玄米から精米して販売してくれる
安室米店さんは、今年創業66年目になるが、この商店街はいつごろできたのか聞いてみた。
すると、この商店街ができたのは、1930(昭和5)年4月1日のことであるそうだ。
現在はとても大きな商店街となっている「横浜橋通り商店街」は、1951(昭和26)年10月にできているので、三吉橋通り商店街のほうが、歴史があることになる。
そして、昭和30年代までは横浜橋通り商店街よりも、三吉橋通り商店街の方がにぎわっていたそうだ。商店街としての規模もだいぶ違うので、こちらの方がにぎわっていた時期があるとは驚きである。
そんな話をしていると、常連のお客様が来店された。
「ここのお米は本当に美味しいのよ!」と話してくださった、森田良子さん
失礼ながら、こちらの商店街の方がにぎわっていた時期が有ったとはにわかには信じ難かったので、森田さんにも聞いてみた。
すると、やはり、昭和30年代ごろでは、こちらの方がにぎわっていたと教えてくださった。
森田さんのお宅は、この商店街からは、ちょっと離れているが、買い物用のカートを引いて、スーパーには行かず、今でも昔から変わらずこの商店街にお買い物に来られるそうだ。
なお、“日本一かわいい商店街”というキャッチフレーズは、以前に商店会会長をされていたタケダセイコー堂時計店のご主人が付けたと安室さんに教えてもらったので、後でそちらに伺うことにして、“夏に嬉しいモノ”を探すことに。
予算は1000円。
お米だけで使いきってしまうかも・・・。
何か買えるものはあるのか、探していると・・・
1袋340円の押麦を発見!
麦は、食物繊維、ビタミン、カルシウムが豊富なので、夏バテ対策に役立つ。
ということで、押麦340円を購入
安室米店の休日は、日曜と祭日(月曜)、営業時間は、午前10時~午後6時。
キャッチフレーズの名付けの親の、タケダセイコー堂時計店さんは、「横浜橋入口」交差点から見て商店街の一番奥にあるので、そこまで、“夏グルメアイテム”を探しながら行くことに。
次は、安室米店さんの向かい側にある、満寿田(ますだ)屋和菓子店へ。