横浜「1000ぶら」商店街探訪vol.33 「日本一短い商店街」!? 南区三吉橋商店街で夏メニューを作成!
ココがキニナル!
日本一小さいけど歴史あるお店がまだ元気に頑張っている三吉橋商店街で夏グルメの材料を購入
ライター:橘 アリー
代々続いているお店「満寿田屋(ますだや)」
満寿田屋和菓子店
お店は「満寿田屋(ますだや)」という名前で、ご主人の名字は、同じ読み方の増田さん。
満寿田屋さんも、創業してから60年位になるそうだ。
店内の天井にはシーリングファンがあり、落ち着いたレトロな雰囲気が漂っている
焼だんご(1本70円)が、お勧め商品の一つだそうだ
かんぴょう巻き(1本130円)と 、おいなりさん(1個80円)
大福やおはぎなどの和菓子も豊富だ
どれもとても美味しそうだが、残念ながら、和菓子は生もの。プレゼント用にはできない。
豆餅(100円)も
キニナル!
店内を見回し、日持ちする“夏に嬉しいモノ”を探してみると・・・
瓶詰めの「あんず」を発見
しかも、値段も320円と手頃なので、購入することに。
「あんず」は、かき氷などに入れても美味しく食べられそうだ
「あんず」を買いながら、“お米屋さんもそうだが、こちらのお店も代々続いていて凄い!”と感心していたら、“向いにある魚屋さんはもっと古いよ!”と教えてくださった。
そこで、次は、魚屋さんへ行ってみることに。
ちなみに、満寿田屋和菓子店は不定休。営業時間は午前10時~午後8時とのこと。
三吉橋で一番最初にできたお店!
鮮魚店、大阪屋さん
4代目のご主人の石野さん
ここにお店を出された経緯について聞いてみたところ、初代の店主が四国の高松から大阪へ出て魚屋を始めたのが最初なので店名を大阪屋としたのだそう。この場所へ来たのは、関東大震災後で、かれこれ91年前のことだ。
その当時は、この通りや横浜橋通り商店街の辺りにも何の店もなく、大阪屋さんが最初のお店だという。
ということは、ここに大阪屋さんがあったから近所に商店が増えていき、商店街ができたと言っても過言ではないような気がする。
店内には、代々続いている店、という風格が漂っている
創業当時のお店がミニチュアになっている絵
そして、この商店街が横浜橋通り商店街よりもにぎわっていた、昭和30年ごろのお店の様子が雑誌に掲載されていた。
『横濱』Vol.37に載っている店前の様子
今では見かけることのなくなった、藤の買い物かごを持ってエプロン姿で買い物をする様子が載っている。
当時、スーパーマーケットはなく、商店(商店街)で買い物をするのが当たり前だった。
そんなころが、この商店街がにぎわっていた時代だ。
当時と変わらず、今も、陳列台に商品が並べられている。
お惣菜の種類も豊富で、値段も手ごろで、とても美味しそう!
ショーケースの魚も、新鮮で値段も手ごろである
さすがに鮮魚店には、プレゼントにできそうな日持ちしそうなものはないだろうと思っていたら・・・
発見! 韓国のり、1袋を100円で購入
暑い夏には格別に美味しい、ビールのおつまみにどうぞ!
大阪屋鮮魚店の休日は、日曜祭日で、営業時間は、午前10時~午後6時。
大阪屋さんを後にして、通りをさらに歩く。
どのお店も下町情緒があり、お話を伺うだけでも、とても和める。
しかし、そんな中、下町情緒とは無縁そうな“ちょっと浮いたお店”を発見!?