庶民的なまち、阪東橋近辺に高級料理の代名詞であるカニ・フグ料理店が集中しているのはなぜ!?
 ココがキニナル!
ココがキニナル!
阪東橋近辺にカニ・フグ料理のお店が何件もある(「愛知屋」「和泉屋」「安戸屋」など)のですが、あの一帯に集中している理由がキニナル(ロイヤルさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
終戦後、カニ・フグ料理は安価であり庶民のものだった。阪東橋近辺は闇市があり人が集まる場所となったことでそこに根付いたようだ。
ライター:橘 アリー
	現地の様子は!?
	
	カニやフグ料理は、接待や宴会など、特別な時に食べる高級なイメージがある料理である。
	 
	.jpg)

	カニ・フグのイメージ(フリー画像より)
	
	現在の阪東橋近辺は庶民的な雰囲気の地域。オフィス街である関内と隣接しているなら接待で利用することもあるだろうが、そういうわけでもないので、高級とされるカニ・フグ料理とはちょっと縁がなさそうな気もする。
	 
	
	阪東橋と関内の位置関係。オフィス街の関内からは少し離れている
	 
	
	「阪東橋交差点」近辺の様子
	
	しかし、そんな阪東橋近辺に、「愛知屋(あいちや)」「和泉屋(いずみや)」「安戸屋(やすどや)」など、老舗と呼ばれるカニ・フグ料理店が集中しているという。
	 
	
	3店の位置関係はこちら
	
	これはどういうことなのだろうか?
	
	さっそく、現地の様子を確認してみると、まず「愛知屋」があるのは・・・
	 
	
	伊勢佐木町7丁目、伊勢佐木モールの南区寄り
	 
	
	横浜市営地下鉄ブルーライン阪東橋駅から徒歩3分の位置にある
	 
	
	「愛知屋」の全景。立派なビルだ
	 
	
	横側の壁には、大きく「かに」の文字が!
	 
	
	近くの駐車場にあった車にも、立派な「かに」のイラストが!
	
	高根の花ではあるが、思わずカニが食べたくなってしまうほど、とてもインパクトのある看板である。
	
	続いて「和泉屋」に。
	「和泉屋」があるのは、「愛知屋」から20メートルほど阪東橋駅に向かったあたり。
	 
	
	鎌倉街道から1本路地へ入ったところ
	 
	
	愛知屋からは30秒程度、阪東橋駅からは徒歩2分ほどで着く
	 
	
	「和泉屋」の全景。正面に小さくカニとフグのイラストがある
	
	店構えはシンプルだが、老舗の雰囲気が漂っている。
	
	「安戸屋」は「阪東橋交差点」の近く・・・
	 
	
	「市大通り商店街」の阪東橋側の入口にある
	 
	
	安戸屋はこちら。阪東橋駅からは1分
	 
	
	「安戸屋」の全景。こちらも、老舗の風格が漂っている
	
	ちなみに「安戸屋」には、「カニ・フグ」ではなく「うなぎ」のポスターが貼られていた。
	
	なお、ほかにカニ・フグ料理店がないか近辺を探してみたところ・・・
	 
	
	和食料理店は何件かあったが、特に「カニ・フグ」専門のお店は見当たらなかった
	 
	
	ただし阪東橋近くの初音町にはフグを出している「井筒屋(いづつや)」というお店が!
	
	筆者が確認したところ、横浜屈指の繁華街である関内駅から徒歩3分以内には約3店舗、観光やビジネスの主軸である横浜駅から徒歩3分以内には約4店のカニ・フグ料理店はある。しかし、庶民のまちである阪東橋駅から徒歩3分以内という狭い中でカニ・フグ料理店がかたまっているのは確かにキニナル。
	
	そこで、それぞれのお店で「この場所にお店がある理由」について聞いてみた。
	 
	 
	
	  






