不二家レストランの1号店は、伊勢佐木町にある?
ココがキニナル!
不二家レストランの1号店はイセザキモールにある横浜センター店だそうです。伊勢佐木町に1号店を出店した経緯が知りたいです。(enさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
創業の地である元町に近かったことと、当時横浜随一の繁華街であったことから、伊勢佐木町が選ばれた。レストランの1号店かどうかは、解釈が難しい。
ライター:河野 哲弥
2つの支店誕生と関東大震災
(続き)
この点について同社は、「当時の伊勢佐木町店はどちらかというと喫茶店であり、洋食を提供するレストランとしての機能を持っていたのは、銀座店が最初」と話す。
伊勢佐木町店が、洋菓子販売と共に各種料理なども提供し始めたのは、同店が再建された1937(昭和12)年以降になるそうだ。
再建された直後の、旧「伊勢佐木町店」の様子
(画像提供:不二家)
同じような角度から、現「横浜センター店」
宴会場なども兼ね備えていた、旧「伊勢佐木町店」店内の様子
(画像提供:不二家)
どうやら、何をもって「レストラン」とするかによって、1号店の解釈は違ってくるようだ。この点について、不二家フードサービスはどう捉えているのだろう。店舗取材を兼ねて、改めて取材を申し込んでみた。
時代と共に変わっていったペコちゃんの意匠
お話を伺ったのは、「えっ、伊勢佐木町店が1号店じゃないんですか」と驚く、マーケティング部の大城戸さん。まずは、現「横浜センター店」の内部を案内していただくことになった。
1階は、販売店とレストラン
キッチン上部に飾られるレリーフは、開店当時からのもの
モダンで明るい雰囲気の店内。しかし、一歩奥に進むと、歴史を感じさせるこんな風景が隠れていた。
一見、太い円柱に思える構造物だが
実は、らせん階段を囲ったものだった
(画像提供:不二家)