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横浜港のカモメはどこで繁殖や子育てしてるの!?

ココがキニナル!

横浜港周辺にいるカモメは何処で繁殖しているの?巣や雛は見かけたことが無いので、気になっています。(イルカさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

繁殖場所は特定できなかったが、東北で生まれた個体が見つかった例もあり、広範囲に渡るようだ。近場だと東京湾近隣の可能性も考えられる

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ライター:田中 大輔

近場で繁殖しているカモメは1種だけ!



さて、カモメの繁殖に話を移していこう。
カモメの繁殖期は、場所にもよるが概ね3月~7月ごろ。
ということは、横浜から近い場所で繁殖を行っている可能性があるのはウミネコだけということになる。
 


カッコイイ感じのウミネコさん。大人になっても黒い尾羽とくちばしの赤いラインが特徴


その時期関東にいない3種はもっと北で繁殖することになる。
東日本に飛来する個体については、ユリカモメはカムチャツカ周辺や中国北部、セグロカモメは東シベリア、オオセグロカモメは東北地方の北部から北海道、オホーツク海沿岸などで卵を産み、雛を育てるそうだ。
 


今回、唯一見つけたウミネコ以外のカモメ。少し早めに北から下りてきたようだ


巣は、ヘビや肉食哺乳類などの天敵が近寄りにくい岩場や断崖、島などに集団で作るとのことで、ウミネコは2個、ほかの種で3個の卵を産むことが多いそうだ。

オスとメスが協力して抱卵やエサ運びを行い、ふ化から40~50日ほどで巣立ちするのだが、「カモメは縄張り意識が強く、ほかの大人の縄張りに入り込んだ雛が殺されてしまうことがよくあるんです」と太田さん。
 


オトナに攻撃を受けた雛鳥。この日はなんとか生き延びたようだ
(画像提供:よこはま動物園ズーラシア)

 


雛だけでなく、大規模な営巣地ではオトナ同士のケンカも絶えないようだ
(画像提供:よこはま動物園ズーラシア)


一つのつがいが縄張りとして使える営巣スペースは約1平方メートル程度だという。
カモメの中では中型のウミネコでも羽を広げるとゆうに1mを越えるから、羽を広げたらすぐハミ出てしまうような狭さだ。

それでも、外敵の早期発見や攻撃された際のリスク分散などのメリットがあるため、集団で繁殖を行うんだそうだ。




出身地はどこですか?

ここで本題。
横浜港にいるウミネコはどこで繁殖・子育てしているのだろうか。
 


ただいま子育て中。消化管内で少し消化してから、雛にエサを与える
(画像提供:よこはま動物園ズーラシア)


結論から言うと、正確にどこで繁殖しているかは分からないとのこと。
「この辺りだと東京都の江東区や港区での繁殖例があります」と太田さん。
ほかにも、「最近は(上野にある)不忍池周辺のビル街でも繁殖しているようです」とちょっと変わった営巣地を教えてくれた。
これらの近場の繁殖地で産卵・子育てをしている可能性もあるそうだが、横浜港にいるウミネコのすべてが同じ場所で営巣するとは考えられにくいそうで、特定は難しいんだとか。
 


氷川丸の鎖に並ぶウミネコたち。全員が同郷というわけではなさそう


ウミネコの一大繁殖地として有名な青森県八戸市の蕪島(かぶしま)は国の天然記念物にも指定されており、繁殖期には雛も合わせると4万羽ものウミネコが島を埋め尽くすそうだ。
以前にはこの蕪島で生まれた個体が横浜で発見された例もあるそうで、確かにそうなるとなかなか「ココだ!」と限定して場所を指定するのは容易ではなさそう。

また、巣立ち前の雛は当然ながら繁殖地に行かないと見られないが、若鳥は横浜港でも目にすることができる。
オトナのウミネコは濃いグレーの背中(面白いことに“セグロ”カモメよりも色が濃い)をしているが、若鳥は全身が茶色がかっている。
 


こちらがオトナのウミネコ。背中は濃いグレーをしている
 


 

上は山下公園で見た若鳥。下はズーラシアで暮らす若鳥。
大人と若者で色の違いがハッキリと分かる

 

ちなみに、コチラが生まれて10日ほどたった雛。知らないとカモメには見えない
(画像提供:よこはま動物園ズーラシア)


若鳥に関しては、白とグレーのウミネコに混じって茶色い鳥がいるので、素人でもすぐに見つけることが可能だ。



取材を終えて



天敵を避けるように巣を作るわけだから、われわれがその場所をあまり知らない、というのも当然と言えば当然。

巣=家、と思いがちだが、ウミネコやほかのカモメにとって巣は卵を産むための場所。
つまり、繁殖期以外は巣を持たず、日中に見られる場所の近くで寝ているそうだ。なにかにとまっても寝られるし、波に揺られながら寝ることもできるそうだ。
 


ぷかぷか浮かぶウミネコ。この態勢のまま眠ることもできる


これからの季節、海辺ではウミネコ以外のカモメたちも見られるようになる。
山下公園辺りにお出かけの際は、ちょっとじっくりとカモメを観察してみるのも楽しいかもしれない。


―終わり―
 

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  • 今、東京都の江東区に住んでいますが、近所のマンションの屋上に巣を作ったとかで、毎朝その鳴き声で起こされています。5階建てほどのマンションの屋上に巣を作ってしまい、オーナーさんが都に相談しところ、巣立つまで手は付けないよう言われたそうですよ。

  • 調査いただきありがとうございました。結構遠くから飛んできているんですね。ウミネコとカモメと2種類しか気づきませんでしたけど、4種類もいたんですね今度じっくりと見てみます

  • 氷川丸の鎖に一列に並んだカモメの水兵サンたちは見てて微笑ましく、ついレンズを向けてしまいます。そしてここ10年?15年?でまた戻ってきましたね。一時は山下公園の海も汚く、臭く、ゴミも多く・・・カモメ類をほとんど見かけない時代があったと記憶しています。勘違いじゃないと思うんだけどなあ。鳩や椋鳥のようにあまり増えすぎると害になりかねませんが、ヨコハマらしさに華を添えるカモメと上手に共存していけたらいいなと思っています。

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