『ヨコハマメリー』が再び伊勢佐木町に。横浜ニューテアトル、最後のイベントが決定
ココがキニナル!
閉館が迫る「横浜ニューテアトル」の最後のイベントで『ヨコハマメリー』の上映が決定。詳細は?(はまれぽ編集部のキニナル))
ライター:はまれぽ編集部
伝説的名作が有終の美を飾る
前回お伝えした通り、諸般の事情による閉館が決まった中区伊勢佐木町の「横浜ニューテアトル」。
その最後の開館日となる2018年6月1日に、伊勢佐木町の歴史に名を刻む名作『ヨコハマメリー』(中村高寛監督作品)が上映されることが決まった。
横浜ニューテアトルへの思いを語る中村監督(『禅と骨』公開時)
2006(平成18)年に公開された『ヨコハマメリー』は、横浜にいた伝説の存在である“白塗りの娼婦メリーさん”を知る人々の証言で構成されたドキュメンタリー映画。
一つの時代を象徴した「メリーさん」を見つめた人々の姿を通して、横浜、そして伊勢佐木町の歴史の断面が浮かび上がる名作だ。
記録的ヒットとなった
横浜ニューテアトルにとって、同館で公開された『ヨコハマメリー』は一つの転換点にもなった作品。
前身であるテアトル横浜から負債を背負う形でスタートした横浜ニューテアトルだったが、『ヨコハマメリー』の大ヒットによって借金を返済し、真の復活を果たしたのだという。
映画館にとっても大きな意味を持っていた作品
その結果、その後のデジタル設備の導入による上映本数の増加が可能になるなど、この10年間の横浜ニューテアトルを支える礎にもなった。
そんな『ヨコハマメリー』が、横浜ニューテアトルの最後を飾る作品に選ばれたのは、ある種運命めいたものを感じる。
6月1日は混雑必至(写真は過去記事より)
最終日の『ヨコハマメリー』上映は、午後7時30分からの1回だけ。また、チケットの事前予約など受け付けず、当日の午前9時40分から窓口で販売するのみだ。
一方、チケットが買えなかった場合でも、映画館にお別れを告げるチャンスはある。最終日の上映終了後は午後10時まで、館内を開放する予定だという。
最後の思い出を焼き付けたい人も、このチャンスを逃さないようにしてほしい。
ー終わりー
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ジョンソンさん
2018年06月07日 17時34分
ヨコハマメリーに出てた「横濱物語」の松葉好市さんは亡くなられたそうですね。はまれぽにも何度か出てたはず。
ファービーさん
2018年05月22日 14時37分
私の会社の従業員がメリーさんに68000円のミンクのチュニックコートを半金入金で売った事を思い出しました。
DAISHIZENさん
2018年05月22日 08時06分
メリーさんはよく伊勢崎町の有隣堂で立ち読みしてた!