ミッツ・マングローブさんを徹底解剖!
ココがキニナル!
“女装家”としてメディア続出のミッツ・マングローブさんてどんな人?
ライター:桐生 由美子
芸能界デビュー!女装家としての活躍の裏には…
(続き)
―世間が見ているミッツさんは、どんな人だと思いますか?
どうなのかしらね…。「本当は女が好きなんでしょ」とはよく言われますけど。
ほかのオカマのタレントさんが持つ雰囲気と、私は違うみたいですからね。
どこから見ても男の体型だし、べたべたのオネエ言葉を使うわけでもないし、テンションもこんなだから(笑)
作ってるんじゃないか、って言われることもありますよ。
確かに大柄で見た目は男の人そのもの!でも…
しぐさは女性的!
この際、女装家ミッツ・マングローブさんに、根掘り葉掘り…
―そもそも女装家ってなんでしょうね?
ふざけた造語よ。
あるテレビ番組で「肩書きがないと困るので何かください」って言われたからそう言っただけです。
困るなら出さなきゃいいじゃないって思うけど、世間的には必要なんでしょうね。
もともとがふざけてるみたいな存在なんだから、女装に“家”を付けて“女装家”でいいかって(笑)
―じゃあ、女装する男の人のことを正確には何て言うんでしょうね?
んふふ…。そんなの“変態”ですよ(笑)。私たち同業者の中では“女装”って言っていますけど。
―ミッツ・マングローブという芸名の由来は?
ミッツは本名の徳光の“光”から取って、マングローブはなんとなく響きで。15年くらい前から名乗っているんですけど、その頃はスーパーモデルとかがブームの時代で、そういうインパクトのある名前を付けるのが流行っていたような気がします。
だから同世代のオカマは、マツコ・デラックスも含め、そういう名前が多いです。
―慶應義塾大学出身ならどんな仕事にも就けたと思うのですが、会社員になろうと思わなかったんですか?
思わなかったですね。だから卒業後の時間稼ぎに、イギリスに留学したようなものですから。
こんな表情をされると女性に見えてくるからフシギ…
―イギリスでの留学中に影響を受けたことはありますか?
男…かな。セックスしかしてなかったです、毎日。だって初めて1人暮らししたんですもの、羽を伸ばしますよ。
日本にいるときには、自分自身を抑えて生活していたし。
あまりおおっぴらに言えないでしょう、「ゲイだ」なんて。特に大学とかではね。
向こうでは隠さずにゲイとして生活できていたんですから。
―大学には男の服を着て行っていたんですか?
んふふ…、今もそうです。私ニューハーフじゃないんで。体は男のままなんで。
―昼間通訳の仕事をしながら夜ゲイクラブで働いていたと聞きましたが、それは留学から帰ってから?
はい。たぶん手っ取り早くお金を稼げる方法はないかしらと思ってやっていたと思います。
その頃から新宿2丁目を中心に、女装の活動というか、仕事のようなものを始めました。
―身長180cmと大きいですが、洋服はどこで買うのですか?おすすめのお店はありますか?
衣装はその日のテーマを決めて、作品として特注で作ってもらいます。人前に出る仕事ですからね。
普段の生活ではあえて女装はしていませんけど、普段着ならH&Mとかでも買ってますよ。
男の人でもこんなに身長差があることは少ない!なんか嬉しい!(記者身長170cmです)
―ミッツさんはお酒が大好きと聞きますが、何か失敗談はありますか?
しょっちゅうありますよ(笑)。特に最近、お酒弱いんですよね。
勤めているお店で飲んでいる時は介抱してくれるスタッフがいるので、安心して飲んじゃうから潰れちゃう時が多いんです。
この間もスタッフがちょっと目を話した隙に、東京駅で寝ていたらしいです…。
通勤ラッシュの時間になってから、警備員とスタッフが保護してくれたようですね。
―部屋が汚いという噂も聞きますが?
汚いですね。でも常に汚れているわけではなくて、片付けられるときは片付けていますよ。
衣装がたくさんあるので、それが散らかっているだけです。
―洗濯は自分でされるんですか?
するわよ。私のこと何だと思ってるの(笑)
―では、料理は?
しないです。あ、ラーメンやケチャップ混ぜる程度のスパゲッティくらいは作りますけど。
―嫌いな芸能人はいますか?
います。誰とは言いませんよ!
テレビで見ていてすっごい嫌いな芸能人がいるんですけど、その人とはまだ一度もお仕事で会ったことないですね。