横浜「1000ぶら」商店街探訪vol. 47 横浜中華街市場通りでスーパーでは買えない「オリエンタル」なお菓子探し!!
ココがキニナル!
横浜「1000ぶら」商店街探訪vol. 47 横浜中華街市場通りでスーパーでは買えない「オリエンタル」なお菓子探し!!
はまれぽ調査結果!
さかもと商店で「ピーナツしるこ」や「白きくらげデザート」、翠香園で「イエタ―」、源豊行で「黒瓜子」などオリエンタルなお菓子を発見!
ライター:橘 アリー
人気朝ドラの舞台や老舗店を巡る
ここで市場通りを折り返して、再び、横浜中華街市場通り会の掲示板のある路地へ。
実はこの路地・・・
NHKの朝ドラ「まれ」の撮影現場であった!
この路地の先にお店のセットを作り、朝の早い時間帯に撮影が行われたようだ。
現在は、路地の奥の方はこのようになっている
路地の入り口にある占い店の一角には「似顔絵コーナー」があり・・・
「まれ」の主人公を演じた土屋太鳳(つちや・たお)さんの似顔絵も飾られている
こちらが、似顔絵師のキャベツさん
キャベツさんは、何と、全米似顔絵大会のカラーチャンピオンであるそうだ
ちなみに、中華街で似顔絵を描いてもらえるのはここだけのようである
市場通りを訪れた記念に、似顔絵を描いてもらうのも良いかも。
続いて1926(昭和元)年創業の翠香園(すいこうえん)へ。
翠香園は、落ち着きのある店構え
中華菓子専門店として創業し、現在は、併設した中華料理店も人気のお店。
姜周弘(きょうしゅうこう)さん。現在はお父さまが代表を務めておられるそうだ
もちろん、中華菓子は全て手作り
こちらは、神奈川県の指定銘菓となっている「玉帯こう(ぎょくたいこう)」
クルミやアーモンドを練り上げ、サクと歯ざわりの良い生地に挟んだ菓子である。
そしてこちらが人気ナンバーワンの商品「イエタ―」
この「イエター」は、ココナッツカスタードパイ。外はサクッとしたパイ生地で、中はココナッツとカスタードクリームを練り込んだカステラのようになっている。
「イエター ココナツカスタードパイ(200円)」を購入
これで残金は320円となった。
ここ翠香園では、お菓子は創業以来の味を守り丁寧に手作りされている。地元の方々からも評判が良く、客層としては観光客よりも地元の方の方が多いそうだ。
さらに中華街大通り方面へ向かい、新合隆商店(しんごうりゅうしょうてん)へ。
新合隆商店
このお店も、創業65年以上の老舗で、中国食材・調味料などを扱っている。
3代目の福田天正(ふくだ・てんしょう)さん。生粋のDeNAベイスターズファンとのこと
レトロな雰囲気の棚に商品が並んでいる
天井も、レトロな造りのまま残されている
新合隆商店は、このような、店内の昔ながらの雰囲気を大切にしているそう。落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりと買い物ができる。
手作り肉まん(900円)や小籠包(800円)がおススメ商品とのこと!
食べ方としては、自然解凍してセイロで蒸すと、中華料理店で食べる味わいを再現できるそうだ。
残念ながら、ここでは残金で買えそうな珍しい食べ物を見つけることができなかった。
昭和レトロの雰囲気が漂う新合隆商店を出て、中華街大通り側の市場通りの入り口にある中国食品専業店の源豊行(げんほうこう)へ。
中華街大通り側から見た、源豊行のお店の前
源豊行も、創業70年以上の老舗である。実はこのお店、
現在はラムネを売っている、店前のこのスペースで
以前、ヤシの実にストローを刺した「ココナツジュース」を売っていた。20年くらい前は、この「ココナツジュース」を飲みながら中華街を散策している人も多かったのを覚えている。
その後、10年くらい前のころから、ゴールデンウイーク・夏休み・年末年始などの期間限定で販売するようになった。しかし円安で利益があがらず、一昨年の2013(平成25)年はゴールデンウイークの時だけ販売しそれを最後に中止となったそうである。
店内に入ると、調味料、お酒、お茶、食材などがたくさん並んでいる
3代目になるという周成志(しゅう・せいじ)さん
調味料類など、豊富な品ぞろえが自慢だそうだ
そして期間限定商品である「蛋黄月餅(たんふぁんげっぺい)」も珍しい商品の一つ
現在では、1年中、月餅が売られているが、本来、月餅は秋の中秋の名月の時期に食べるものだったそうだ。この「蛋黄月餅」は、卵の黄身(ピータンの黄身)が中に入っているもので、源豊行では、夏の終わりころから中秋の名月(2015年は9月27日)の日まで期間限定で販売しているとのこと。
ここまでで残りのお金は320円。「蛋黄月餅」は1個400円なので、残念ながら買えない。
そこでこの予算内で買える珍しいものを探すと・・・
黒瓜子(へいこわつー・スイカの種)を発見
1~2センチはありそう。随分と大きいスイカの種である。
聞いたところ、これは「種」を食べる用に栽培されたスイカのもので、夏に食べる日本のスイカとは種類が違うとのこと。中国の方は、お茶を飲みながらこちらを食べるそうである。
黒瓜子(スイカの種・塩味 270円)を購入
ここで残金は50円となった。最後にもう一度、市場通りを中華街大通り側から石川町方面へ歩いて何か買えるものがないか探してみることに。