横浜でガッツリみそラーメンが食べられるお店ってどこ?
ココがキニナル!
北新横浜駅前にガッツリ系ラーメンの丹行味素が移転オープン。ガッツリ具合を実食してください/濃厚なみそラーメンのお店を教えて(パッチョさん/Ichitomoさん/massuruさん)
はまれぽ調査結果!
出汁に豚骨だけでなく肉も使う「丹行味素」と米と豆乳でスープの深みを出す「かっすい55」のガッツリ系みそラーメンを紹介。ともに唯一無二の味
ライター:山口 愛愛
それでは実食へ!
ここへ来たなら、ガッツリ喰らわせてもらおうじゃないか。「特大がっつり肉味噌極濃厚 味噌麺(1140円)」をいただきます!
丼からはみ出るから揚げもインパクト大! これぞガッツリ系!
どどーんと目に飛び込んできたのは、わらじのようなから揚げと分厚いチャーシュー。もやしの山の頂きを堂々と飾るのは、見るからにこってりとしたみそ。
数種類のみそをブレンドしたオリジナルのみそだれを使用
から揚げは、しょうゆ、みりん、ニンニク、ショウガなどに漬け一気に揚げる
ガッツク小島。「から揚げだけで満足しちゃいそう」
スープをすくうと何ともいえない香ばしさとみその強い風味がブワッと広がり、豚骨と合いまった深いみその旨みがどろっとした感触で喉を流れていく。「うわぁ、濃厚!」と驚く小島。
みそが濃厚というより、旨みが凝縮されているという印象だ。しょっぱい濃さではないので、どろどろしたスープなのに飲み干したくなってしまう。
みそに負けない豚骨の旨みも強いが、べたべたした脂感がないのが不思議
太麺は、製麺所に特別注文。麦の香りを最大限に引き出している
具材一つひとつのこだわりが強く、チャーシューは桜の木の捲を使い燻製小屋でスモークさせている。中はジューシーで外は燻(いぶ)かしくベーコンに近い旨みがある。
「でもやっぱりスープが一番のこだわり。古い冷凍豚骨は臭みがあるけど、うちは毎週千葉から生豚の豚骨を送ってもらっているんです」とTAKKYさん。
スープのこだわりも店内に張り出してある
スープは前の店で作っており、直径1.2メートルもの寸胴で、ガスで蒸気を沸かして炊いている。100度以上で沸騰させると旨みが蒸気で飛ぶが、98度ギリギリの温度で炊くことで旨みを逃がさないのだ。
48時間をかけ、直径4cmの豚骨が2cmくらいのほろほろになるまで炊いているので、骨が溶け込んでおり、スープがどろどろになっている。納得の味わいだ。
濃厚なスープが太麺に良く絡み持ち上がりが最高
このガッツリ系はボリュームだけでなく、食材の細部へのこだわりも強くあり驚く。
続いて、TAKKYさんおすすめの一品「豚盛り極濃厚 醤油麺(790円)」も実食。
しょうゆのイメージを覆す濃厚豚骨しょう油ラーメン
どろどろのスープをすすると、みそのときよりもさらに深い豚の旨みが押し寄せる。具材の豚肉もレストランで味わうシチューの肉のように柔らかい。
「普通は豚骨だけで出汁をとるけど、うちは千葉産の上質なこま肉を、スープに20kg分も入れているんです。骨より肉のほうが旨い出汁がでるに決まってるんだから(笑)」と話してくれた。
「最近のしょうゆ豚骨はしょうゆが立ちすぎている気がする」とTAKKYさん
肉は柔らか。ネギは自ら畑で作る無農薬栽培
「畑の肥料もお客さんの食べ残しを発酵させて使っていて、究極のエコ食材。うちは、既製品は何も使っていないからね。何から何までぜんぶ自分で作っているんです」。
そのこだわりがあり、「麺の柔らかさ、脂の好みとか受け付けていないんですよ。お客さんの好みを聞いて万人受けするものは目指してないので。嫌いな人がいてもいいから、僕が好きなラーメンを美味しいと思う人に作り続けたい」とTAKKYさん。
絶品の「茶碗カレー(250円)」もカレー専門店並みの味わい
ガッツリと思い入れの入っている、実は繊細なラーメンであった。