横浜ってどんなイメージだった？

さまざまな理由で横浜へ引っ越してきたみなさん。来る前はどんな印象だったのかというと「都会」が一番多く、「おしゃれ」「海がある（港町）」と続く。間違いではないと思うのだが、横浜市全域が都会でおしゃれで海のそばにあるわけではない。映画やドラマのイメージは計り知れないと感じた。

奈良県出身のユキさんは仕事が理由でハマっ子になったが、住む前の横浜の印象については「都会で海があっておしゃれだと想像してました！」と一番人気の答えが返ってきた。

　

海の公園で出会ったユキさん
　

岩手県出身の快便健康体さんは進学のため引っ越してきた。「横浜のイメージは・・・超都会！」と、やはりものすごく都会のイメージがあったようだ。

　

横浜ビブレ前で友人と集まっていた快便健康体さん
　

横浜ビブレ前では、静岡県出身のペン屋さんにもお話を伺った。「夜景がきれいで、外国人が多いと思ってました」と印象を話してくれた。

　

「時間があったので」とアンケートに答えてくれたペン屋さん！！
　

黄金町で出会った北海道出身のみっちゃんさんは、黄金町のバー「Charlie Charlie（チャーリーチャーリー）」のオーナー。音楽好きなみっちゃんさんは横浜の印象について「港町、ロックな場所っていうイメージだった」と語る。もちろん彼のお店では存分にロックミュージックを堪能できるようだ。

　

お店のTシャツを着ている、みっちゃんさん
　

さて、この質問に対して「イメージは特に持っていなかった」という人も何人かいたが、アメリカ出身のローガンさんはなんと「横浜は東京の一部だと思ってた。引っ越したいと思ったことはなかったが、妻の実家があるので」と答えてくれた。海外ではまだ横浜の知名度は低いようだが、現在は大岡川をこよなく愛し、花見シーズンは毎日川沿いを散歩するという生粋のハマっ子である。

　

THE SPOT仲間のローガンさん
　

少数意見で印象に残ったのは「悪い人がいる町」「ブルース」「ブルーライトヨコハマ」「キザな町」などのディープな横浜を想像していたもの。また「地元愛が強い」というのもあり、これにはその通りですとしか言えない。

どんなところに連れて行きたい？

今回のメインテーマである「横浜住んでみてどう？」の前に、友人や家族が横浜に遊びに来たらどんなところに行きたいか、の結果を紹介しようと思う。

1位は「中華街」、そして僅差の2位が「みなとみらい」で、やはり有名な観光地が思いつきやすいようだ。ちなみに公園で一番多かったのは「港の見える丘公園」だが、山下公園よりこちらを選ぶのは、混んでいなければ落ち着くし景色もよいという、横浜に住んでいる人ならではの意見であると言えよう。

ご夫婦で写真に納まってくれたミズエさんは茨城県出身。「友人を連れて行くなら中華街がいいです」と答えてくれた。

　

横浜ビブレ前で出会ったミズエさん（右）
　

そして、取材場所だったためという理由が大きいとは思うが、大阪から越して来たヨウコさんのように「海の公園やシーパラダイスに連れて行きたいです」と金沢区のスポットを挙げる人も多かった。夫のトモノリさんは「家族や友達が来た時には称名寺を案内したい！」と区民ならではの回答をくれた。人気のみなとみらいからは少し離れるが、金沢区はのんびり海を眺めるにも、子どもを連れてはしゃぐにもよしの穴場であるといえよう。

　

金沢区を満喫中のヨウコさん（左）、トモノリさん
　

「進学のために横浜に来ました。赤レンガ倉庫がお気に入りです」と答えてくれたアンリさんは群馬県出身。みなとみらいの中でも、イベントをたくさんやっているイメージがあるわりには少なかった回答なのだが、山下公園しかり、みなとみらいの延長線上という感じで一括りにされているのであろうか。

　

お店に入ろうとしていたにもかかわらず対応してくれたアンリさん
　

そして、筆者の予想とは裏腹に少なかったのが「野毛」。やはり観光地というよりはローカルな遊び場として認識されているようだ。個人的には野毛と大岡川桜まつりは外せない。