2013年第28回神奈川新聞花火大会、楽しみ方と穴場スポットを教えて!
ココがキニナル!
2013年8月1日(木)に行われる、恒例の「第28回神奈川新聞花火大会」の楽しみ方と穴場ポイントがキニナル!(はまれぽ編集部)/横浜の花火大会。穴場をぜひ・・・(角さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
昨年同様、「2尺玉」をはじめとした1万5000発の花火が打ち上がる予定。「ハナビスト」が教える花火大会の楽しみ方&意外な穴場スポットもご紹介!
ライター:はまれぽ編集部
2013(平成25)年8月1日(木)19時から、恒例の第28回神奈川新聞花火大会が行われる。
今年も、前回に引き続き1万5000発の花火が打ち上げられる予定。直径480メートルの2尺玉は関東最大級、音楽に合わせて打ち上げられる演出も健在だ。前回は、主催者発表で19万人が訪れた。
今年も1万5000発が打ち上げられる予定(写真は昨年の様子)
花火大会の楽しみ方
「ハナビスト」として全国の花火を撮影する写真家で研究家の冴木一馬さんに、花火大会を楽しむポイントを聞いた。
「日本の花火は世界でも『芸術』と称される美しさなんです。理由は3つ。まず『真円になる』ということ。それから『層になる』こと。そして『星(火薬のつぶ)の色が変わる』こと。これができるのは日本の職人だけと言われています」
優れた腕を持つ日本の職人でも、真円にするのは非常に難しいそうだ。花火が打ち上がった時に、もし“卵型”になっているものがあれば、「あ、この職人さんはまだまだだな」なんて通ぶることもできそうだ。
花火の形に注目してみよう(写真は昨年の様子)
神奈川新聞花火大会の代名詞ともいえる「2尺玉」は、直径60センチ、重さ60キロの花火玉だ。「冠菊(かむろぎく)」と呼ばれる、海面すれすれまで火花がのびるタイプの花火で、冴木さんいわく「作るのも上げるのも難しい」のだそう。海上で打ち上げる神奈川新聞花火大会だからこその花火で、首都圏でもなかなか見ることができない花火だ。
また、「ぜひ事前に花火の種類を覚えてほしい」と冴木さん。「冠菊」や「牡丹(ぼたん)」など、花火の種類をあらかじめ知っておくと、当日の楽しさは段違いだという。会場でプログラムを入手するのもいい手段だ。世界的にも評価の高い日本の花火。その特徴をあらかじめ知っておくことで、花火大会がより深いものになりそうだ。
キニナル穴場スポット
花火が打ち上がるのは、横浜・みなとみらい21地区の臨港パーク前面海上。当日は臨港パーク、カップヌードルミュージアムパークは入場規制がかかるため、事前に「花火鑑賞券」を購入しておく必要がある。ローソンの「Loppi」にて、大人2500円、子ども500円(小学生未満は無料/保護者同伴)で購入できる。
ちなみに、前回は入場時に専用のシートが配られたが、薄手で評判が良くなかった。今回は、30センチ四方の厚手のレジャーシートが配られるそうだ。
まわりの迷惑にならないよう場所取りしよう(写真は昨年の様子)
もちろん、関東最大級の花火は別のところから見てもきれい。混雑が苦手という人は、会場から少し離れた“穴場スポット”から見るのも手だ。
たとえば、神奈川区にある神奈川大学横浜キャンパスは、隠れたビュースポット。
会場からはちょっと距離があるが・・・(Googleマップより)
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1号館8階にある「ストップオーバー」は、みなとみらいを一望できる学生食堂。普段は14時までの営業だが、花火大会当日は夜まで解放される。今年は、当日15時から整理券を配布。110名まで入場可能だそうだ。
「ストップオーバー」から夜景とともに花火を眺められる(写真提供:神奈川大学広報部)
地元住民に人気なのは、「はまれぽ」に何度も登場している「野毛山公園」。高台部分からは比較的遮るものも少なく、落ち着いて花火を鑑賞することができる。とはいえ、高台以外は森林に視界を遮られ、高台も周辺住民でにぎわうため、早めのスタンバイが必要だ。
あえて遠めの公園から・・・という方法も(Googleマップより)
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展望台の隅がベストスポット(画像はイメージです)