【閲覧注意!】中華街の「ヨコハマおもしろ水族館」で、深海生物「オオグソクムシ」をライター・秋山が実食!?
ココがキニナル!
中華街「ヨコハマおもしろ水族館」のイベントで提供された「オオグソクムシ」って、どんな味?(こさくさん、たこさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
エビやシャコを思わせるほんのりと甘みのある味わいはなかなかの美味! 素揚げで食べるなら横浜醤油をちょっとつけるのがオススメ!
ライター:秋山 千花
筆者の数少ない経験から察するに「美味しいものをごちそうしてあげる」という言葉には、たいてい何か裏があるものだ。その言葉を発する人間がはまれぽ編集長・吉田ならば、それはほぼ100パーセントの確率で罠であると言っても過言ではない。
しかし、そこまでわかっているのになぜ筆者はこの誘いを受けてしまったのだろうか・・・?
今考えても不思議ではあるが、時に彼の言葉には人に「イヤ」とは言わせない不思議な魔力のようなものが存在するのである。
中華街で深海生物を食べる
そして、今日もまた彼の魔の手にかかった女がひとり横浜中華街を訪れる
時はGW最終日を迎えた5月6日のこと。「美味しいものをごちそうしてあげる」という言葉に対して、なぜか指定された待ち合わせの場所は横浜中華街のメインストリートにある「ヨコハマおもしろ水族館」。もう、この時点でかなり怪しさ満点。
「本当におもしろいんですよね?」と思わず看板に向かって問いかけてみる
そこに「どうも、どうも!」と五月晴れのような爽やかさで登場したのは、ご存じ“はまれぽの悪魔”こと編集長・吉田・・・と、もうひとり・・・「今日は食べますよ〜!!」としょっぱなから音声フルボリュームで飛ばしまくる怪獣ギシヤマ山岸嬢。
あぁ・・・、この状況はいったい何を物語るのか? そう、ツートップの登場が予告するのは、まさしく地獄絵巻のような凄惨なエンディング・・・。
ふと振り向くと、そこには悪魔に捕らえられたウサギちゃんのようなつぶらな瞳で佇む新人の宮城君。初対面ながら、彼の瞳が何を訴えているのかは容易に想像できる。
これは、もう逃げられない・・・
覚悟を決めて、今回の食事会について尋ねると・・・
「オオグソクムシが食べられるらしいんですよ〜」と、いつにも増して楽しそうな悪魔。
4回目を迎える「深海祭り」というイベントで試食が行われるとのこと
「オオグソクムシ」という聞き慣れない食材に、恐怖以外何も感じないが、とりあえずその実態を探るべく展示コーナーへと向かうことに。
この入り口が竜宮城への入り口でないことだけは確かのよう
「ヨコハマおもしろ水族館」は、「笑って! 学んで楽しめる」をキャッチフレーズに、その展示方法などに趣向をこらしたユニークな水族館。館内には400種1万匹の魚がいるということだが、中でも今人気を集めているのが、昨年10月のリニューアルによって新設された「深海ゾーン」で観察できる「変な生き物たち」。
昨年11月には「焼津の深海おじさん」こと、漁師の長谷川久志さんが名誉館長に就任
「深海ゾーン」の仲間たちは、国内で捕獲できない「ダイオウグソクムシ」以外、すべて名誉館長の長谷川さんの手によって捕獲されたもの。本日の食材ももちろん長谷川さんの提供。ではご登場いただこう。オオグソクムシさ〜ん!
「オオグソクムシ」あらわる
「オオグソクムシ」は、体長8〜15cmにもなる甲殻類で、サングラスをかけたかのようなちょいワル風の表情、うねうねと動く無数の足など、気持ちの悪さ全開、食欲減退の生物である。
見た目の通りダンゴムシの仲間
5年にものぼる絶食記録を残すなど何かと話題の「ダイオウグソクムシ」も展示されてます
コイツは30cm級
筆者はまったく知らなかったのだが、この「ダイオウグソクムシ」と「オオグソクムシ」、昨今注目の高い深海生物の中でも上位に名を連ねる人気者なのだとか。
隣では悪魔と怪獣が「愛嬌がある」「カワイイ!」と大絶賛。おいおい、マジか?
場内には、底の方から頭を入れて「オオグソクムシ」を間近に観察できる水槽も設置されている。
近づいてみたらかわいく見えるかな・・・?
うおっ・・・、これはっ! まさしく楳図かずおの世界観!!
近くで見るとますます気持ち悪さしか感じない「オオグソクムシ」。しかし、ここで悲鳴を上げれば上げるほどドS悪魔を喜ばせるというもの。ぐっと堪えて次のステップへ。
ちっとも嬉しくないですが、さわれるそうです。
しかも、つかみ放題・・・
ひっくり返ってもヒラリともとに戻ります
(YouTubeへリンクします※音声が流れますのでご注意下さい)
大丈夫、怖くない、怖くない・・・
ほら、怖くない。両手に花ならぬ、両手に「オオグソクムシ」
無理です・・・(YouTubeへリンクします※音声が流れますのでご注意下さい)
やはり気持ちの悪いものは何をしても気持ちが悪い。もう充分お腹いっぱいなのだが、「いよいよですよ、秋山さん!」とウヒウヒ言っている悪魔に促され、続いてイベント会場へ。