まずは現場を確認

はまれぽでは、過去にさまざまな跡地利用について報告してきた。

今回の調査対象となるのは、2013（平成25）年に閉鎖・解体した戸塚区にあった「株式会社ブリヂストン」（東京都中央区、資本金1263億5400万円、従業員数1万4919人。2013年12月31日現在）の「横浜工場下郷（しもごう）地区」。

まずは、現状を確認することに。
　

JR戸塚駅から約3km

　
工場があった場所の住所は戸塚区戸塚町だが、戸塚区と栄区のちょうど区境い。道路を挟んで向かい側には横浜市が管理する「金井公園」があり、もう一方は環状3号線に面している。
　

近隣の交差点の表示は「栄区」
　

幹線道路に面し、交通量も多い

　
ブリヂストン広報課によると、「横浜工場下郷地区」は、1938（昭和13）年に操業を開始した戸塚区柏尾町の「ブリヂストン横浜工場」の一部門。敷地面積は約6万平方メートルで、土地は自社所有という。

主にウレタン製品の加工を行っていたが、「経営資源の選択と集中」を掲げる同社の方針によって2013（平成25）年6月に閉鎖。国内各地にある別工場に機能を移転し、同年8月から解体工事を始めた。
　

取材時はシートで覆われ、重機が作業をしていた

　
跡地の利活用については住民の間でも情報が錯そうしているようで、マンションや投稿にあったようなスーパーマーケット建設の話題が持ち上がっている。
よく金井公園でウオーキングをしているという近所の60代男性は「タクシーの運転手さんから大きいスーパーができると聞いた」と話していた。
　

マンション？（写真はイメージ）
　

スーパーマーケット？（写真はイメージ）
　

それともショッピングモール？（写真はイメージ）

　
住民に聞き込みを続けるうちに、かなり具体的な情報を得ることができた。