京急がカジノを含む統合観光型リゾート施設運営を見据えた新規事業を開始! 山下ふ頭も有力候補!?
ココがキニナル!
京急電鉄がカジノ構想を打ち出したけど具体的にはどこが候補地で、今後どう取り組む? 横浜市の反応は?(yakisabazushiさん、はまれぽ編集部)
はまれぽ調査結果!
京急は統合観光型リゾート施設の在り方を検討するためのプロジェクトチームを新たに発足。山下ふ頭や台場を候補に法案の動向を伺う。市は法案次第
ライター:はまれぽ編集部
山下ふ頭も候補地!?
京浜急行電鉄(東京都港区、原田一之社長)は沿線や地域経済のさらなる発展のため、カジノやホテル、ショッピングモールなどを併設した「統合観光型リゾート(=IR:Integrated Resort)」運営事業のための新規事業プロジェクトチームを発足させた。
プロジェクトチームは4人体制で、鉄道やホテルなど、同社のリソースを最大限に活用して地域の発展を目指すIR施設運営や推進の在り方を検討。国会で審議されている「統合型リゾート推進法案(カジノ法案)」が秋の臨時国会で成立することが前提だが、同社は法案成立を前提に準備を進める。
具体的な候補地については同社の独断で決められるわけでなく、政府が認定した場所で整備することとなるが、横浜・山下ふ頭が候補地となっている。
候補地に名前が上がる山下ふ頭
同社は候補地の横浜の魅力について、同社の平均乗降客数が最も多い横浜駅を含む、京急本線という主力路線があることを挙げる。
鉄道だけでなく
バスも充実
同社は羽田空港に乗り入れているというメリットを生かし、外国人観光客を中心とした集客を見込んでいる。
横浜以外では、同社が経営する「ホテル グランパシフィック LE DAIBA」がある東京・台場地区も候補になっている。
ホテルの中でなく、「台場地区」に整備する考え
京急広報部は「法案が通過しないと何とも言えない」としながらも、「1社だけでできる事業でない。(法案が)通過する前提で、横浜、台場それぞれの関係する企業に働きかけていきたい」とし、不動産業者や商社など複数の企業と企業連合を立ち上げる考えを示した。
さらに、現時点での横浜、台場それぞれのIR施設の規模や開業時期、総事業費について「まったく未定。まずは法案の通過が大前提。国が認定した場所や手続きを段階的に踏んでいきたい」とするにとどまった。
IR施設については、京急以外にも、長崎県の中村法道知事が同県佐世保市のレジャー施設「ハウステンボス」周辺での開業を目指す考えを表明しているほか、大阪市の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の運営会社も参入の意思を示している。