横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.35 ビール工場のある街、生麦の「岸谷商栄会」で今夜の晩酌セットを購入
ココがキニナル!
キリンビールの工場がある生麦、岸谷商店街のしっぽり晩酌アイテムを「岡田陶器店」「伊豆屋」「岸谷フーズ」「ベルエポック」「居酒屋すがちゃん」で購入
ライター:山崎 島
ビール工場のある街、生麦
8月後半、残暑厳しい日が続いている。こんな日は夕方早くから冷たいビールを飲んでしっぽりやりたいもの。ということで今回の1000ぶら商店街探訪はキリンビールの工場がある生麦駅前の岸谷商栄会。1000円で晩酌ができるアイテムを入手する。
早速、京急線で生麦駅へ
小さいころ命懸けで渡った長い踏切
実は山崎、23年前に3年ほど生麦に住んでいたことがある。
編集部・山岸と合流し、1000ぶらスタート。
ライター・山崎、初登場で1000ぶら
まずは商店街の歴史を聞くため、会長さんを探す。
スーパーマーケットNEMOTOさんをのぞく
冷えたラムネを発見。ついつい1000円に手が伸びそうに
店員さんにお話を伺うと、商店会長さんは同店から徒歩5分ほど歩いたところにある本屋さんにいるのだそう。早速向かう。
通りから一本入る細い通りに、昔、確かたくさんお店があったぞ
「文具おかだ」さん。昔、母に虫眼鏡を買ってもらった
ここだ!! さつき書店さん
ん?
商店会長さんのさつき書店に到着。店名のとなりに「海老沢米店」の文字が。どういうこと?
商店会長の海老沢さん登場。「1000ぶら」の説明をして取材スタート
同店がこの地で商売を始めたのは今から66年ほど前。なんとまだこの商店街がなかったころから。
昔、この場所は米の配給所だった。政府による配給制度が廃止になり、個人店で米の販売が認可された時、海老沢さんのご両親が「海老沢米店」を始めたそう。書店を始めたのは45年前。米店に来る主婦と子どものために雑誌を置くようになったのがきっかけ。そして、海老沢さんのお母さんが「さつき書店」と命名したそう。なるほど、だから本屋と米屋が一緒なのね。
店の一角には米が置いてある
商店街ができたころの様子を聞いてみると、今よりもかなりにぎわっていたそう。現在岸谷商栄会には30店舗ほどの商店があるが、20年ほど前までは70店舗ほどあった。鶴見駅へのバス便の普及により徐々に店が減少したが、現在は若者から高齢者まで、幅広い年齢層の地元住民が落ち着いて買い物をしているという。
商店会を盛り上げていくためのイベントも行っている、と海老沢さん。
「たからスタンプ」実施中
スタンプラリーや縁日など、地域に密着したイベントを随時開催し、商店街と人とを結んでいる。今年の縁日は9月28日(日)に開催予定なのだそう。
貴重なお話を聞き、さつき書店を後にした
次に向かったのは岡田陶器店。
中には陶器屋ガラスの食器がずらり
まずはここでビールグラスがないか探す。
食器一筋の心意気が見える
奥から店主の岡田さんが登場。取材をお願いし、早速お店についてお話をお伺いする。
岡田陶器店は1978(昭和53)年から営業している。開店当時の岸谷商栄会は、歩く人と人の肩がぶつかり合うぐらいの活気があり、お店もたくさんあった。ほかの地域からも岸谷商栄会へ買い物に来る人もいたんだとか。
昔は食器を個人宅へ配達していたという
レトロな食器が。掘り出し物の予感
今は食器にこだわる人が少なくなった、と少しさびしそうな岡田さん
こっちは陶器の湯呑み、とか言ってね
これとか欲しい・・・と自分の趣味に走りだした山崎
1000円以内でビアグラスを購入して晩酌セットをそろえる、というのは欲張り過ぎたか・・・
「金の麦」のグラスが!!!! が、893円とちょっと高め・・・
・・・・・と!!
発見!
小指も誇らしげに立つ
ちょうどいい感じのグラスが!! 315円。これにします!!
興味深いお話、よいグラスをありがとうございました