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京急がカジノ構想を打ち出した山下ふ頭の再開発ってどうなっているの?

ココがキニナル!

京浜急行が山下ふ頭にカジノを含む統合観光型リゾート施設の建設するという話が出たけど、横浜市は山下ふ頭をどうしていこうと考えているの?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜市は山下ふ頭を含む都心臨海部を「世界に誇るハーバーリゾート」にすべく、整備を検討。京急が公表したカジノなど具体的な話は今後の検討

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ライター:はまれぽ編集部

どうなる山下ふ頭!?



2014(平成26)年8月、京浜急行電鉄が横浜・山下ふ頭や東京・台場を候補に、カジノやホテル、ショッピングモールなどを併設した「統合観光型リゾート(=IR:Integrated Resort)」の整備に向けたプロジェクトチームを発足させたことは、既にはまれぽでも現状をお届けした。
 


候補地に名前が挙がった山下ふ頭

 
しかし、これはあくまで京急の構想。候補地に名前が挙がった横浜ではどのような対応をし、どのように開発などを進めていくのか。横浜市港湾局に話を聞いた。
 


中区山下町にある横浜市港湾局

 
対応してくれたのは、同局山下ふ頭再開発調整室の大谷康晴(やすはる)担当課長と上原直樹さん。
 


お話してくれた大谷担当課長

 
山下ふ頭は「内港(ないこう)地区」と言われる横浜ベイブリッジの内側に位置し、山下町や元町、中華街などに隣接している一般貨物対応のふ頭。
 


山下ふ頭の位置関係(横浜市HPより)

 
1963(昭和38)年に整備され、総面積は約47ヘクタール。倉庫や荷さばき所、事務所などがあり、現在は本牧ふ頭、南本牧ふ頭、大黒ふ頭などで扱うコンテナの開梱、梱包などを行うバックヤードとしての役割を担っている。
 


山下ふ頭の利用状況(横浜市HPより)

 
しかし、完成から50年以上が経過しており、1980(昭和55)年には200万トン以上あった取扱貨物量も2012(平成24)年には約29万トンと大きく減少している。
 


山下ふ頭の岸壁の様子(横浜市HPより)

 
これらの現状を踏まえ、市は山下ふ頭の現状や取り巻く環境について、事業戦略を立案する上でしばしば用いられる「強み(Strength)」、「弱み(Weakness)」、「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4つの視点で整理分析する「SWOT(スウォット)分析」を行った。

その結果

強み:物流機能の移転で大規模な空間が生じる。3方向が水辺に囲まれ、水域を利用した取り組みが可能。
弱み:土地利用転換に伴い、電気や水道などのインフラ再整備が必須。
機会:物流機能は更新時期を迎えている。五輪開催が決まり、国内外からの誘客が期待できる。
脅威:津波により最大1.6メートル浸水する可能性がある。国際コンベンションの機会を損失している。

などの争点が浮かび上がった。