平沼橋の中華料理店にある、独り身でさみしい人でも心が温まる「クリスマス限定」メニューとは?
 ココがキニナル!
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平沼橋駅近くのカントナという中華料理屋さんで、ロンリークリスマスセットというお一人様限定のお得なディナーセットを実施するよう。独り身でさみしいライター食レポを!(reさん)
はまれぽ調査結果!
「タンメン・カントナ」の「ロンリークリスマスセット」は、独り身の男女が心も身体も温められる、コンポタ・タンメンのお得なセットだった。
ライター:はまれぽ編集部
	年に何度か独り身には堪えるイベントがあるが、その代表格といえばクリスマスではないだろうか?
	
	12月に入り、人肌恋しい冬の訪れを感じながら街を歩けば、クリスマスソングが流れ、いたるところでクリスマスに向けたイベントが告知されている。そしてまるでセットのように「カップル限定」という文字もそこには躍っているからだ。
	 
	
	カップル限定ね・・・(フリー画像)
	 
	西横浜のあたりはその日揺れるとか、聖じゃなくて「性」なる夜だとか、雪は降っていないけどホワイトクリスマスだとか、最低の下ネタを言う大人にはなりたくなかったが、今年は言わざるをえない。半年ほど前にカノジョに振られた筆者はやさぐれていた。
	
	そんなこんなで筆者はクリスマスの喧騒から逃げるように街を歩いていた。
	シングルのクリスマスを前に最後の希望をかけて、出会いを求めてのことだ。
	
	
	
	
クリスマスの奇跡!
	
	白、赤、緑のクリスマスカラー
	 
	淀んだ空の灰色がかった白と京急電車の赤、緑に濁った川が孤独な筆者には似合う。
	
	そんな中、平沼橋近辺をブラブラしているとキニナルお店にたどり着いた。
	 
	
	カントナ!
	 
	
	突っ込みどころがいろいろある
	 
	
	クリスマス仕様
	 
	以前、はまれぽでも紹介した「カントナ」である。ここは野菜たっぷりの美味しいタンメンが看板メニュー。冷え切った心と体を温めてくれそうだ。
	
	ふとドアの脇に1枚の張り紙を見つける。そこには「ロンリークリスマスセット(1500円)」の文字が! おひとりさま限定のスペシャルセット・・・寒さと孤独に打ち震えていた筆者にとってこれほどピッタリなものはない! こんなところに出会いがあるとは。早速お邪魔します!
	 
	
	独り身でよかった。はじめてそう思えましたね
	 
	ということで店内へ。
	店長の粂田崇宏(くめた・たかひろ)さんにお話を伺うことに。
	 
	
	粂田さんもクリスマス仕様
	 
	粂田さんは古着のバイヤーとして立ち寄った海外の中華料理店の味に感動し、料理人の道へ進んだ。その後、中華街の名店「萬珍楼」で10年、上大岡の中華料理店で3年以上の修行を経て、2012(平成24)年8月、平沼橋に「タンメン・カントナ」をオープン。
	 
	
	店名は「エリック・カントナ」から。店内もサッカー愛が溢れている
	 
	
	イギリス、マンチェスター・ユナイテッドの英雄「エリック・カントナ」
	 
	横浜駅近辺で物件を探していた際、現在の店舗に出会う。以前は中華料理店だったので居抜きで借りられることと、横浜駅西口ほど騒々しくなく、適度に落ち着いた地域だった点が気に入ったそうだ。
	
	「裏横浜という存在が認知されたころで面白そうだったし、ひとりで質の高い料理を提供するためには、あまりにもお客様が殺到しても困るので、ここにしたんですよ」と粂田さんは言う。
	
	店主の個性が満ち溢れた店内だが、落ち着く空間でもある。8名以上で貸し切りもできるそうなので、新年会とかに利用するのもありかと。
	 
	
	このあたりね
	 
	料理へのこだわりは「化学調味料を使わずに美味しくて健康的なものを提供したい、というのはありますね」とのこと。また「野菜をたくさん美味しく食べられるお店にしたかったんです。でもひとりで調理するのでお客様を待たせないよう一皿で完結できる料理にしたかった。だからラーメン、そして野菜をたくさん食べられるタンメンを選びました」
	 
	
	野菜を美味しく食べられる
	 
	現在は近所の方を中心に、多いときには1日に60人ほどお客さんが訪れるそうだ。
	営業時間は午前11時30分~午後2時30分、午後6時~午後10時でラストオーダーはそれぞれ30分前。常連の方には「もっと営業時間を延ばしてよ」と言われていることもあるそうだが、仕込みに時間がかかるため難しいそう。
	 
	
	「サボってるわけじゃないですよ」
	 
	本格中華料理店で修行した粂田さんの料理。キニナらずにはいられない!
	本来は12月24日25日の午後6時からのディナータイムで先着10食限定ではあるが、特別に「ロンリークリスマスセット」を用意していただくことに。
	
	調理中、どうしてこういった限定メニューを考えたのか伺う。
	 
	
	KAGAWA
	 
	「アルバイトの子がこの間彼女に振られちゃって、クリスマスなんて! って荒れてたんですよ。それがきっかけですね。そのとき、クリスマスってカップルのイベントばかりだなって気がついて、独り身の方にも楽しんでもらいたいと思って、はじめてみました。儲けとかは度外視してますよ」
	
	粂田さん、そしてアルバイトの方、ありがとう! と心の中で感謝しているとあっという間に調理完了。
	 
	 
	
	 






