リニア開通で相模原市はどう変わる? 橋本駅編!
ココがキニナル!
神奈川県内のリニア中央新幹線停車駅になるJR橋本駅周辺はどう変わる? 自分の学校の敷地内に駅ができる相原高校の人たちは、どう思っている?(そうてつボーイさん、はまれぽ編集部)
はまれぽ調査結果!
「広域交流」「複合都市機能」「ものづくり産業交流」の3つに分けて開発。周辺住民の反応はさまざま。相原高校在校生は口々に「さみしい」
ライター:はまれぽ編集部
「広域交流拠点」へ
2027年に開業が予定されているリニア中央新幹線。神奈川県内の停車駅に決まったJR横浜線橋本駅周辺の整備計画の概要がまとまった。
それによると、同駅南口地区を「広域交流」「複合都市機能」「ものづくり産業交流」の3つにゾーニングする。また、京王相模原線橋本駅の移設も想定している。
リニア開業を想定した橋本駅周辺の開発イメージ(相模原市ホームページより)
詳細について、相模原市都市建設局リニア駅周辺まちづくり課の田野倉求一(たのくら・きゅういち)担当課長と道祖英一(どうそ・えいいち)主任に聞いた。
写真NGとのこと
JRの隣駅である相模原駅の都市整備を取材した際にもあったが、相模原市は相模原駅・橋本駅の両駅を一体的なエリアとして捉え「広域交流拠点」の形成を目指している。
2つの駅を1つのエリアとして整備(相模原市ホームページより)
相模原駅周辺では広域防災拠点や行政施設、大規模な商業施設のほか、国際会議の需要が増すことを想定してコンベンション施設の導入を視野に入れている。
これに対し、橋本駅周辺は「産業の活力と賑わいがあふれる交流拠点」としての役割を担うため、鉄道や道路によって首都圏の各方面にアクセスが可能な交通ネットワークを生かし、交流ゲートとしてのまちづくりを進めるとしている。
圏央道の開通で交通・物流の能力が向上した(同)
また、橋本駅周辺は「さがみはら産業創造センター」という起業支援施設があるほか、神奈川県内でも工業系の産業が集積するエリアになっている。市では、リニア開業効果によってさらなる産業の集積を図っていきたい考えだ。
橋本駅周辺のまちづくりコンセプト(同)
2014(平成26)年度JR東日本の調べによると、橋本駅の1日当たりの利用者は6万2565人(横浜駅は40万3905人)で、今後も増加が見込まれる。
このほか、新宿とつなぐ京王相模原線があるが、リニア駅設置に伴って首都圏のハブ機能を担うターミナル駅としての機能強化も図る。このため、現在は約250メートル離れている京王線橋本駅の駅舎をJR側に移設することを前提としている。
京王線の駅舎を移設する