六角橋に96歳の現役トップセールス「ポーラレディ」がいる!?
ココがキニナル!
六角橋にあるポーラ化粧品のお店には、何と93歳の現役ポーラレディがいるそうです。どんなかたなのかぜひ取材をお願いします。(ねこぼくさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
浜田さんは1920(大正9)年生まれの96歳で、現在も現役で仕事中。58歳から82歳までの24年間は、月平均100万円を売り上げていた。
ライター:橘 アリー
第1号ポーラレディは京都で誕生
“93歳の現役ポーラレディがいる”という今回のキニナル。
この投稿がよせられたのは2014(平成26)年で、2016(平成28)年の現在は、もう少し年齢を重ねておられることになる。
ポーラの化粧品ブランド「B.A」(提供:ポーラ)
現在も、現役でお仕事をされているのだろうか?
まずは、ポーラレディという仕事について、株式会社ポーラ・オルビスホールディングス(資本金:100億円、従業員数:78名〈2015年12月31日現在〉)のコーポレートコミュニケーション室広報担当課長の伊藤司(いとう・つかさ)さんにお話を伺った。
現在のポーラのロゴ。黒字でシックなイメージである
伊藤さんによると、株式会社ポーラは、1929(昭和4)年に静岡県で創業。創業者の鈴木忍(すずき・しのぶ)氏が妻の手荒れを見て、独学でクリームを作ったことが始まりとのこと。
そして“お客様に直接、手渡しする”という考えから、訪問販売がスタートしたそうだ。
創業者の鈴木氏は、奥様想いの、優しい人であったようだ。
手作りクリームは、すり鉢を使って作ったようだ(提供:ポーラ)
創業後は静岡のみならず国内各所に事業展開し、8年後の1937(昭和12)年に京都のポーラのお店に、「私でも仕事ができますか」と女性がやってきたことから、女性がポーラの化粧品を訪問販売する“ポーラレディ”が誕生したそうである。
昭和初期の京都の様子(フリー画像より)
思い切ったことをする時の例えに、“清水の舞台から飛び降りる・・・”という言葉があるが、その当時は女性が社会に出て働くということがほとんどなかった時代である。京都で誕生した初めてのポーラレディは、正に“清水の舞台から飛び降りる”ほどの想いがあったのかも知れない。
京都の名所の一つ「清水寺」(フリー画像より)
その後、ポーラレディは、それぞれ各地域のポーラの販売店に所属して化粧品の訪問販売を行っていった。2005(平成17)年からは販売店が順次、エステ併設型店舗となり「ポーラ ザ ビューティ」というエステを中心とした店舗が増えた。ポーラレディという名称は、2016(平成28)年1月から「ビューティーディレクター(以下、BD)」という名前に変わったそうだ。
化粧は女性を美しく輝かせてくれる
BDという言葉は、美に対するより専門的なイメージを感じる。現在、BDは全国で約13万人が登録しており、神奈川県では4000人ほどいるそう。そして中心となる年代が20代~40代で、全体の60%を占めているとのこと。
エステのイメージ(提供:ポーラ)
80代のBDは全国で約5000人、90歳以上の超ベテランの BDは600人ほどいる。その中には、100歳を超えた方も数名いるとのこと。
何歳になっても仕事ができるのは、BDはポーラと契約する個人事業主になるため、定年が無く何歳になっても仕事ができるのである。ちなみに、90歳以上のBDは神奈川県で10名ほどの登録があるそう。
ポーラレディ(現在のBD)について分かったところで、90歳越えて現役で活躍されている横浜のBDにお話を伺うことに。