綱島東のパナソニック跡地の活用方法が決定、詳細は?
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2018年春に「まちびらき」。アップル社の研究機関やスーパーマーケットなどを整備。パナソニックや横浜市は綱島の発展に期待。市民の反応はまちまち
ライター:はまれぽ編集部
2018年春「まちびらき」
2015(平成27)年3月にアメリカのIT大手・アップル社が自国以外では初めての施設となる「技術開発センター」を建設するなどと発表があってから約1年。横浜市港北区綱島東4丁目のパナソニック跡地について、詳細が明らかになった。
工事が進むパナソニック事業所跡地(2016年3月28日撮影)
昨年の発表ではパナソニック(本社:大阪府門真市)・野村不動産(本社:東京都新宿区)・横浜市の3者が環境に配慮した集合住宅や商業施設、技術開発施設を併合した「次世代都市型スマートシティー(=環境配慮型都市)」である「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン(※以下「TSST」)」を整備するとしていた。
TSSTのゾーニングイメージ(提供:パナソニック)
2016(平成28)年3月28日(月)、3者は東京都江東区のパナソニックセンター東京ホールで合同の記者会見を行った。
都内で行われた会見の様子
会見では、「この街が、未来をつくっていく。~Innovating the Future Together~」をコンセプトに、2018年春の「まちびらき」の際、2005(平成17)年比で二酸化炭素排出量40%、生活用水使用量30%するとした。
TSSTの「技術開発ゾーン」はアップル社が「技術開発センターとして」活用し、2016年3月28日時点ですでに着工している。
アップルが示した技術開発センターのイメージ
「集合住宅ゾーン」には野村不動産が保育施設を兼ね備えた100戸程度のマンションが整備されるほか、「商業ゾーン」はスーパーマーケット事業を展開する「ユニー株式会社」(愛知県稲沢市)が「アピタ横浜綱島店(仮称)」を出店させることを明らかにした。
会見で公表されたTSSTのイメージ
このほか、「マネージメントゾーン」にはJXエネルギーとパナソニックが水素エネルギーの活用拠点や低炭素で災害に強いエネルギーセンターを建設。TSST全体の安全・安心を見守るセキュリティーセンターも整備することを明かした。
さらに、同ゾーンには計163部屋の慶應義塾大学の「国際学生寮」を設ける。
TSSTの詳細なゾーニング
会見でパナソニックの津賀一宏(つが・かずひろ)代表取締役社長は「持続的に進化するまちづくりをすることで、綱島エリアの空間的な価値を高め、地域に貢献したい」と展望を語った。
さらに津賀社長は「TSSTは都市型スマートシティーとしての挑戦。TSSTを世界に誇れる街にするため、パナソニックの技術を生かしていきたい」と話した。
TSSTの将来像を語る津賀社長