綱島東のパナソニック跡地の活用方法が決定、詳細は?
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アップルが横浜に進出?(まこたんさん、ばんどさん、yakisabazushiさん、nobさん、mamofuru1さん、九巴さん、横浜初心者さん、そうてつボーイさん、ちびおさん)
はまれぽ調査結果!
2018年春に「まちびらき」。アップル社の研究機関やスーパーマーケットなどを整備。パナソニックや横浜市は綱島の発展に期待。市民の反応はまちまち
ライター:はまれぽ編集部
産官学の垣根を超えて
会見で横浜市の林文子(はやし・ふみこ)市長は「綱島周辺は産業、行政、教育機関の産官学が集積している。2019年には東急と相鉄の相互直通運転が始まり、2020年には『新綱島駅』という新駅も誕生するなど、今後もTSST周辺にはさまざまな機能が集まる」と、綱島と隣駅である日吉エリアの持つ将来性にも言及。
「綱島・日吉はさらなる発展のポテンシャルがある」と林市長
そのうえで「市民と企業、行政が一体になったTSSTのまちづくりは世界的にも注目されている。横浜市としても2018年春の『まちびらき』に向け、産官学の垣根を超えた取り組みをしていく」とした。
綱島・日吉エリアを一体的に整備していきたい横浜市
また、パナソニックの井戸正弘(いど・まさひろ)ビジネスソリューション本部長は「TSSTは自社工場の遊休地を生かすことで、工場に代わる新しい地域貢献の形になる」と自信をのぞかせる。
なかでも「エネルギーの一括管理ができるまちづくりは、一つのモデルになるのでは」と期待を込めた。
「『オール・パナソニック』で取り組む」と井戸本部長
TSST内に集合住宅を建設する野村不動産株式会社の宮嶋誠一(みやじま・せいいち)取締役社長は「魅力あるまちづくりを目指すことで、社会に向けて新しい価値を創造していきたい」と語った。
「サスティナブル(持続可能)なまちづくりを行う」と宮嶋社長
同社はTSSTだけでなく、日吉エリアでも複合的な開発を手掛けている。「サスティナブルなまちづくり」の一環として、日吉の開発エリアに横浜市と協働で小学校も新設して誘致する計画も明かした。
TSSTを含む野村不動産の計画
近隣住民の反応は?
環境にも配慮し、新たな産業創造のきっかけだけでなく、日常生活の基盤にもなり得るTSSTだが、近隣住民はどう思っているのか。建設現場付近で聞いた。
小学校入学前の子どもがいる40代男性は「スーパーマーケットが近くにできるので便利になる。楽しみ」と歓迎ムード。だが、一方で「新しい施設ができれば人や車の流れが増える。車線拡幅をしてくれればいいが、細い路地に車が入ってくると、子どもにとって危険」と不安もあることを話してくれた。
子を持つ親として、心配は多いという
昭和30年代からTSST建設予定地周辺に住んでいるという60代の女性は「ここは、ずっと昔は田んぼだった。どんどん新しい施設に変わっていくので、正直よく分からない」とあまり関心がない様子だった。
一方、建設に対して「正直言って、目ざわり」という厳しい意見も。
60代女性は「パナソニックの工場だったときは道路から奥まったところの低層階だったので気にしなかったが、これ(TSST)はベランダからの視界がふさがれる。空が全く見えなくなってしまった」と切実に訴えた。
1980(昭和55)年ごろの工場の様子(提供:パナソニック)
さらに40代女性も「最初はスーパーマーケットが近くなるということで嬉しかったが、圧迫感がある。住んでいるところが保育施設建設予定地の真裏なので、子どもの声などがうるさくないか気がかり。今は賃貸住宅に住んでいるので、最悪の場合は引っ越しも検討しなければならない」と話していた。
「工事の音が気になって仕方ない」という声も、ちらほら
取材を終えて
世界的企業が進出し、環境に配慮しながらも、生活に密着したまちづくりを進めるTSST。
だが、一方で、近隣住民が全員歓迎ムードとは言えないことが明らかになった。特に多くの声が上がった周辺道路の渋滞も含め、解決しなければ「サスティナブル(持続可能)」な発展は望めないだろう。
市民の生の声は届くのか。2018年の「まちびらき」まで、はまれぽでは随時状況を報告していきたい。
―終わり―
オフッフッフッさん
2016年04月09日 11時08分
アップルが横浜市内の綱島に来るって、地元では既に解っていた話じゃなかったの?
ホトリコさん
2016年03月31日 20時44分
最近、勢いだけの中国系に日本の会社が乗っ取られて腹が立っていたが、アメリカの会社なら許せる。スマホがシャープなので、純粋な台湾企業なら我慢したが、中国政府の影響がある会社に乗っ取られたみたいなので、アヤシイアプリを不正にインストールされる前に、京セラあたりに乗り換えます。
Nicksさん
2016年03月30日 21時44分
横浜は企業が少ない。市内で勤めたくても市内で適職が無いといった事は昔から言われてきた。東京都が通勤圏であるため毎日70万人以上の横浜市民が市外に流出し全国でもっと昼夜間人口比が歪な大都市の一つが横浜。扶助費が高騰し市内雇用が少なく法人税収も少ない横浜市内で、このように企業の研究機関や商業施設が集積され賑わいや雇用が創出され、お母さんが自宅近くで就業できるようになり、横浜にのエンジニア志望者が求める優良企業が市内にあることは重要な事。近隣一体に経済波及効果が生まれる再開発と企業誘致の取り組みは横浜にとって益々重要になっている。市長や経済界もよくがんばって実現してくれたと思う。東京一極集中が過熱する中、横浜市民が市内で就業でき職住隣接が実現できるよう、新横浜や港北ニュータウンへの企業集積を切れ目なく行ってほしい。実績をしっかり後世や次世代に残していく事が大事でしょう。