ストリップ劇場「浜劇」、「横浜ロック座」になってどう変わった?
ココがキニナル!
京急日ノ出町駅前のストリップ劇場『浜劇』が7/1から『横浜ロック座』に変わり、社長に就任した元AV監督の松本和彦氏も意欲的に劇場を盛り上げようとしているそうなので取材を(ピエロさん、エアバスさん)
はまれぽ調査結果!
横浜ロック座に名称を変更してから、踊り子全員が登場するフィナーレが行われ、そこでも記念撮影が可能に。松本和彦氏については本文参照
ライター:カメイアコ
日ノ出町の駅前にて一際目に引く「浜劇」の大きな文字。しかし、2016(平成28)年7月から浜劇は横浜ロック座としてリニューアルオープンしたため、その冠は下ろされてしまったとか。
「ストリップ浜劇」の文字は日ノ出町の象徴だった
今はすっかり無くなってしまっている
劇場料金は男性5000円、シルバー・学生は4000円、女性は3000円(入場は18歳以上限定)。開場は午前11時からで終演は午後11時。公演時間は2時間40分と変わらず。場内の写真撮影、上演中の私語、携帯電話の取り出しは厳禁という点も、浜劇時代と同じルールである。
横浜ロック座に変わってから、劇場の中の様子やこれまで舞台に立っていた踊り子さん、常連さんらに何か影響はあったのだろうか。ストリップ劇場初体験のライター・カメイが、胸が爆発しそうなほど緊張しながら潜入してきた!
横浜ロック座の舞台、そして楽屋
横浜ロック座になり、どんなことが変わったのか。「浜劇」から「横浜ロック座」になった理由はのちほど支配人に話を伺い、まずは浅草ロック座所属の踊り子さん、真白希実(ましろ・のぞみ)さんに変わったことが何かを伺った。同時に劇場内の様子も案内してもらう。
真白希実さん。抜群のルックスで女優業もこなす
舞台に立ちはじめて6年。ストリップ劇場「浅草ロック座」所属で、ロック座グループとして経営されていた「浜劇」での公演経験がある。
浜劇から横浜ロック座になって、何が変わったのだろうか。
「私もついついまだ浜劇って言ってしまうこともありますよ」とほほ笑む
「浜劇は元々ロック座系列の劇場だったので、大きく変わってしまったというわけでないですよ。大きなところでいえば横浜ロック座ならではの演出をはじめたので、より一層楽しんでいただけるようになったのではないでしょうか」と真白さん。
お客さんや踊り子さんたちに影響はあったかどうか、という質問には「ステージに上がる人数が6名から5名になったのでお客さんとのコミュニケーションの時間が増えたり、ベット(円形ステージでの見せ場)で演じる時間が多く取れるようになったりしたのが個人的にうれしいです」と答えてくださった。
全44席。ステージと客席の距離が近く、演じているときに足が当たってしまうことも
2時間40分の公演が終わると、横浜ロック座独自の「フィナーレ」が待っている。出演した5名の踊り子が一堂に会し、3~4分間、オリジナル曲に合わせたアピールダンスがあるのだ。こちらはほかの劇場ではあまりないことだという。
浜劇からますますパワーアップした横浜ロック座は、これまで通り常連さんも足を運び、女性客の来場も増えたという。
「横浜ロック座はお客さんとの距離が近いので、踊り子の息づかいや鼓動まで感じていただけると思います。そして、横浜ロック座のお客さんからは自然と拍手や手拍子が起こるので、ほかの劇場にはないアットホームな感じが気に入っています」とのことだ。
「あ、フィナーレで踊り子さん全員とポラロイドが撮れるようになったんです!」
7月のリニューアルで「横浜ロック座」となってからは、「フィナーレ」に登場した踊り子さん全員との記念ポラロイド撮影が可能となったそう。ほかの劇場では行っていない横浜ロック座だけのサービスだ。
「ポラロイド撮影は入場料とは別に1回1000円。ステージが終わってから撮影会に入ります。その時にステージの感想などもお客さんから直接聞くことができるのでとても励みになります」と真白さん。
踊り子さん一人ひとりとの撮影は以前より継続。好みのポーズを取ってもらえる
写真を預けてサインをもらうことも可能だ
そして、今回は特別に真白さんに了承を得て、楽屋を見せていただけることに! 本当にありがとうございます!
「ここが私の楽屋です」
ここで舞台の準備や衣装の着替え、メイクの直しなども行うという。女性らしいふわっと甘い香りが漂う。幸せである。
「浅草ロック座を見て、踊り子になりたいって思いました」
真白さんは学生時代、新体操にうちこみ、全国大会に出場するほどの実力を持っていたそうだ。それまでダンスの経験はなかったと言うが、新体操の経験から抜群のプロポーション、体の柔軟性を武器にどんどんファンを魅了し、今やエンターテイメント性、パフォーマンスの高さ、美貌を兼ね備えたロック座でもトップレベルのダンサーに上りつめた。
以前はAV女優として活躍していたが、浅草ロック座での踊り子さんが優雅に舞う姿を見て、ストリップダンサーに転身。「お客さんの顔が見えて、直接話ができるのが以前の仕事と大きく違い、やりがいになっています。劇場回りをしているといろいろな踊り子さんと出会って交流できるので、それも楽しみのひとつですね」と真白さん。
「演出も踊り子が考えるので、先輩からのアドバイスも参考に、工夫していきたいです」と今後について笑顔で語ってくれた。