小机駅の近くで発見された死体遺棄事件の詳細は?
ココがキニナル!
先日、小机の畑で介護士の死体が発見された事件って、その後どうなりましたでしょうか?
はまれぽ調査結果!
介護士の夫が死体遺棄容疑を認め、県警がさらに調査を進めています。容疑者が務めていたJA横浜の本店では11日に記者会見が開かれました。
ライター:河野 哲弥
事件の発端
10月1日(土)早朝、JR横浜線小机駅近くの畑で女性が倒れて死亡しているのを、通行人の無職男性(76)が発見し、近くにいた別の男性を通じて110番通報した。
県警などによると着衣に乱れはなかったが、靴を履いておらず、財布や携帯電話などの所持品がなかったことなどから、事件、事故の両面で捜査を開始した。
亡くなった女性は港北区新吉田町に住む、介護士の加藤和子さん(49)。
死因は外因性の頭蓋内出血で、死亡推定時刻は9月29日午後9時ごろ。
同日朝、自宅を出て、家族で所有している新横浜駅近くのマンションで夫と待ち合わせ、それ以降は行方が分からなくなる。そして、10月1日午前0時すぎ、会社員の夫(53)から港北署に「妻が(職場から)帰ってこない」と通報があったという。
10月2日、遺体発見現場の様子
遺体発見現場は日産スタジアムの南側に広がる畑の中で、隣接する民家や建物などは見当たらない。
近くの建設作業員によれば、現場周辺は試合がある日でも人通りが少なく、人目につきにくい場所だと話す。
なお、捜索は現場から300mほど離れた烏山川周辺にもおよび、手かがりを求めた入念な調査が行われていた。
「立ち入り禁止」のテープが貼られ、これ以上入ることはできない
烏山川沿いの遊歩道の様子
その後、事件の進展がないまま、10月10日に和子さんの葬儀が厳かに行われた。
ところが当日の夜、事件は急展開を迎えることになる。
亡くなった和子さんの夫である加藤雄次容疑者(53)が港北署に出頭したのだ。
遺体を車で運んだと供述し、死体遺棄容疑を認めた。
死体遺棄が行われたのは、9月30日17時ごろから1日6時半ごろまでと思われ、従ってそれと前後して本人が「妻が職場に帰ってこない」と港北署に通報したことになるわけだ。
県警では現在、死亡の経緯と雄次容疑者との関わりを調べている。