「横浜産」オンリーの食材で1日過ごせるのか?
ココがキニナル!
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はまれぽ調査結果!
横浜市内産の野菜、畜産物、調味料のみで1日の献立ができるかチャレンジ。調味料込みで10品購入し、朝昼晩の横浜メニューをいただいた!
ライター:カメイアコ
11月某日。
ライター・カメイのもとに編集部・ヤマギシからこんな企画の相談があった。
ヤマギシ「横浜産のものだけで1日暮らしてほしいのだけど」
カメイ「1ヶ月だったら分かりますけど、シウマイ弁当とかウチキパンとかいろいろあるし、1日って楽勝じゃないですか?」
ヤマギシ「いや、ちゃんと料理するの」
甘かった(写真は崎陽軒・横濱チャーハン)
与えられたミッションは、以下の通り。
・横浜で収穫された野菜、畜産物、調味料など、とにかく横浜産の食品を使うこと
・庶民感覚で献立を作ること
・企画実施日は、3食とも横浜の食材だけで料理すること。横浜産以外のものは食べない
うん。とってもシンプル。だが補足で、「塩は厳しいんじゃないかな・・・」とのこと。あれ、料理する時って塩を一番使うよね。塩がないって致命的じゃない? と言い終わる前に、「じゃあ頑張ってねー」、ガチャン。
なんとか、するか。
チャレンジ前日
横浜市環境創造局によれば、横浜市で生産される野菜や果物は30品目。畜産農家は牛(25軒)・豚(14軒)・産卵鶏(15軒)で計54軒。2010(平成22)年の調査では、農業経営体数は2531に及ぶ。
田園都市線・たまプラーザ駅から徒歩3分。JA横浜が開いている「ハマッ子直売所」へ
ここで野菜や調味料を調達することに。午前10時開店なので、午前10時5分くらいに到着したが、すでに大きな袋2つを抱えて帰る人の姿があり、店内も人であふれる。
大きさや形によって、値段が違うのも直売所ならでは
この日並んでいたのは、コマツナ、シュンギク、キャベツ、ピーマン、カブ、ハクサイ、トマト、ダイコンなど。横浜産以外には、北海道産のタマネギがあった。
ゴクリ・・・
肉コーナーには「はまぽーく」で作ったチョリソーやシュウマイ、肉まんがあり、ほかには「やまゆりポーク」や「ハマっ子和牛」なんかも売っている。
調味料コーナーでは、横浜産以外のものも多数売っていて、一番苦戦した。
一応、たまプラーザ駅前のスーパーにも足を運んで、横浜産のものがないか探した
神奈川県産大根
店員さんに産地を伺うと、「三浦市」とのことだったので、断念。
横浜の調味料と言えば、コレ
エバラは外せないでしょ。編集部・ヤマギシに「エバラはアリか?」と確認し、「産地じゃないけどゆかりが深いのでOK」が出たので、購入した。
購入したのはこちら
「サラダカブ(141円)」、「ピーマン(108円)」、「金岩井純正胡麻油金口(380円)」、「横浜清水屋有機トマトケチャップ(442円)」、「川口糀店の醤油こうじ(500円)」、「エバラ黄金のたれ甘口(321円)」、「箕輪養鶏場の卵(300円/8個入)」、「やまゆりポーク(701円)」、「スモークハウスよこはまのチョリソー(500円)」、「新米キヌヒカリ」(1026円/2kg)だ。
調味料にこだわりたかったので、予算の関係で食材は抑えめに。テーブルに並べたが、これで本当に献立作れるのかしらとちょっと不安になった。が、やるしかない。
まずは、下準備
まず、明日の朝ご飯からチャレンジスタートするので、お米を研いでおこう。
新米のキヌヒカリ
とりあえず2合分の米を研いで、炊飯予約タイマーをオン。朝食は炊き立てのご飯に生卵でサラサラいきたいところ。卵黄を醤油麹で漬け、いただくことにした。
ラップに醤油麹と卵黄を落とす
包んで、冷蔵庫に保存
やまゆりポークも、本当は塩コショウだけでシンプルに味を付けたいところだけど、塩が使えないので、こちらも醤油麹で漬ける。
麹の力で柔らかくなりそうなイメージがあるけど・・・
味の保障はない。たぶん大丈夫じゃないかな、やったことないけど。とりあえず、下ごしらえはこれで終了。さぁ、寝よ、寝よ。