横浜では絶滅危惧種!? 「たぬきケーキ」を探せ!
ココがキニナル!
いまじわじわ話題の「たぬきケーキ」。はまれぽエリアで販売している洋菓子店をレポートしてほしいです。検索してもほとんど出てきません。個人的にも買いに行きたいです!(栄区かまくらさん)
はまれぽ調査結果!
老舗洋菓子店の閉店に伴い「たぬきケーキ」は絶滅寸前。今回は必死の大捜査により、3店舗をご紹介!
ライター:山崎 島
なんかの記事の冒頭でも書きましたが、筆者はたぬきにただならぬシンパシーを感じています。たぬきって、ずるくって口半開きでおなかぽろーんって出ているじゃないですか。
今回は巷でじわりと人気が高まっている、昔懐かしい「たぬきケーキ」を探して、たぬきなんかガブっと食べちゃう編集部・岡田(名前に寅の字が入っているので、たぬきは大好物かと・・・)と歩きまくって三千里!? 最後、挫折しそうになりながらも3店舗、ようやく辿り着き、ご紹介することができました。
歩いててほんっとたまたま見つけた「洋菓子サンピア」
1軒目は他の取材途中にふらっと見つけたお店。相鉄線「希望ヶ丘」駅から徒歩2分ほどのところにある「洋菓子サンピア」。
地域に根付いた、昔ながらのケーキ屋さんなんだな、という佇まいのお店だ。覗いてみると近所にお住まいと見えるお客さんが、ご店主と立ち話している様子が、これまたいい感じ。
同店は1973(昭和48)年にオープンしたお店だそうで、こちらのたぬきくんらケーキは最近復活させたとのこと。
「お店始めてから30年ぐらいは置いてたんですけど、いつの間にか作るのやめちゃって。最近になってお客さんから『たぬきケーキやらないんですか?』って言われることが多くなって、じゃあもう一度作るか、と」とご店主さん。
パンダはご店主の新作で、はりねずみはたぬきよりもさらに歴史が古いのだとか。たぬきケーキのこだわりについては「顔ですね。これはお店によって違いが出る部分だと思います。人差し指と親指でちょいとつまむんですが、その加減が難しい」とお話してくれた。
訪れたお客さんみなさん懐かしがられるという、大人気のたぬきケーキ、では実際にいただいてみましょう。
お顔の部分はバタークリームで、胴体はふわふわスポンジと、あれ、栗が入ってる!たぬきケーキってアプリコットジャムが定番だと思ってたなあ。
甘いんだけど、バターのコクと、栗の自然な甘味が、子ども風味なんだけど大人味、というか。きっと懐かしさがプラスされてるからかしら、大人向けの味わいだと思いました。
中身はたぬきと同じでしたが、刺さってるアーモンドが香ばしくて、こちらのほうが大人向きな印象。食べてて楽しくなるケーキですね。
伝統あるたぬきケーキのお店川崎大師の「ボナール洋菓子店」
思わぬ出会いがあった希望ヶ丘にごちそうさまを告げて、次に向かったのは川崎大師。
売り切れてなくて、よかった! いるんですねたぬき。今回ポンポコ拍子だー。意気揚々と店内へ!
ショーケースには昔ながらのショートケーキや、新しいデザインのモンブランなど、伝統を受け継ぎつつ新しさも取り入れているおしゃれなケーキが並んでいる。
いたいた、「つぶらな瞳」のたぬき。なんだかひょうきんなお顔してるなあ。
この日お店に立っていたのは、2代目ご店主の井上さん。井上さんにたぬきケーキについて聞いてみた。今年で46年目になる「ボナール洋菓子店」は、井上さんの父さんが始めたお店だそうで、約10年前にこの場所に移転した。
「たぬきケーキは自分が物心付いたときからありました。40年ぐらいはあるんじゃないですかね」と井上さん。
同店では開業以来たぬきケーキを置いているそうで「ずっと定番でおいていたんですけど、同業者から『古い』と言われて、一度だけ作るのをやめたんです。そしたらお客さんたちから『やめないで』という要望をもらいまして。結局たぬきが姿を消したのは2日間だけでした」と、ボナールたぬき超愛されエピソードを聞くことができた。
湘南の記事の時! タイマン張ってるのー
似てると思うんですよ自分! 加齢とともに確実に似てきている。そんなことどうでもいいですね、失礼しました。今回は巷でじわりと人気が高まっている、昔懐かしい「たぬきケーキ」を探して、たぬきなんかガブっと食べちゃう編集部・岡田(名前に寅の字が入っているので、たぬきは大好物かと・・・)と歩きまくって三千里!? 最後、挫折しそうになりながらも3店舗、ようやく辿り着き、ご紹介することができました。
歩いててほんっとたまたま見つけた「洋菓子サンピア」
1軒目は他の取材途中にふらっと見つけたお店。相鉄線「希望ヶ丘」駅から徒歩2分ほどのところにある「洋菓子サンピア」。
坂の途中のケーキ屋さん
地域に根付いた、昔ながらのケーキ屋さんなんだな、という佇まいのお店だ。覗いてみると近所にお住まいと見えるお客さんが、ご店主と立ち話している様子が、これまたいい感じ。
坂の途中、っていうのもまたロマンがある
ごめんくださーい
店内はレトロで暖かな印象。地元のケーキ屋さんの雰囲気を感じて、たまらんきもちに。ショーケースには色とりどりのケーキが並んでいる。ラインアップもショートケーキやモンブラン、ロールケーキ、黄金色のアップルパイなど、馴染み深いものばかり。
手に取りやすい焼き菓子のコーナーも
その一角に、今回のキニナル取材の主役が。
いる!! しかも仲間も
ひょうきんなお顔したこちらのお三方。右からたぬきくん(280円)、パンダくん(280円)、はりねずみくん(280円) です。うーん、懐かしさがこみ上げる。筆者平成元年生まれなのですが、この風景、見た覚えがあります。
同店は1973(昭和48)年にオープンしたお店だそうで、こちらのたぬきくんらケーキは最近復活させたとのこと。
「お店始めてから30年ぐらいは置いてたんですけど、いつの間にか作るのやめちゃって。最近になってお客さんから『たぬきケーキやらないんですか?』って言われることが多くなって、じゃあもう一度作るか、と」とご店主さん。
ちなみに
パンダはご店主の新作で、はりねずみはたぬきよりもさらに歴史が古いのだとか。たぬきケーキのこだわりについては「顔ですね。これはお店によって違いが出る部分だと思います。人差し指と親指でちょいとつまむんですが、その加減が難しい」とお話してくれた。
訪れたお客さんみなさん懐かしがられるという、大人気のたぬきケーキ、では実際にいただいてみましょう。
たぬきとはりねずみも買いました
そーれ!
なんかちょっときりっとした表情してるではありませんか。手のひらサイズがいい感じ。食べるのもったいないなあ。
が、割る!!
お顔の部分はバタークリームで、胴体はふわふわスポンジと、あれ、栗が入ってる!たぬきケーキってアプリコットジャムが定番だと思ってたなあ。
甘いんだけど、バターのコクと、栗の自然な甘味が、子ども風味なんだけど大人味、というか。きっと懐かしさがプラスされてるからかしら、大人向けの味わいだと思いました。
なかなか目を合わせてくれないはりねずみくんも
中身はたぬきと同じでしたが、刺さってるアーモンドが香ばしくて、こちらのほうが大人向きな印象。食べてて楽しくなるケーキですね。
伝統あるたぬきケーキのお店川崎大師の「ボナール洋菓子店」
思わぬ出会いがあった希望ヶ丘にごちそうさまを告げて、次に向かったのは川崎大師。
京急大師線「川崎大師」駅から徒歩約10分「ボナール洋菓子店」
看板にSINCE1970って書いてくれているところ、さすがです、助かります。また外の黒板に、「つぶらな瞳でみつめちゃう たぬき」の文字が。
キャッチコピー、秀逸です
売り切れてなくて、よかった! いるんですねたぬき。今回ポンポコ拍子だー。意気揚々と店内へ!
店内は大きなショーケースのぬくもりを感じるかわいらしいかんじ
ショーケースには昔ながらのショートケーキや、新しいデザインのモンブランなど、伝統を受け継ぎつつ新しさも取り入れているおしゃれなケーキが並んでいる。
ショーケースでそのお店の方針がわかるものなんだな
おっ
いたいた、「つぶらな瞳」のたぬき。なんだかひょうきんなお顔してるなあ。
この日お店に立っていたのは、2代目ご店主の井上さん。井上さんにたぬきケーキについて聞いてみた。今年で46年目になる「ボナール洋菓子店」は、井上さんの父さんが始めたお店だそうで、約10年前にこの場所に移転した。
「たぬきケーキは自分が物心付いたときからありました。40年ぐらいはあるんじゃないですかね」と井上さん。
同店では開業以来たぬきケーキを置いているそうで「ずっと定番でおいていたんですけど、同業者から『古い』と言われて、一度だけ作るのをやめたんです。そしたらお客さんたちから『やめないで』という要望をもらいまして。結局たぬきが姿を消したのは2日間だけでした」と、ボナールたぬき超愛されエピソードを聞くことができた。
ぽんぽこ
同店のたぬきケーキのこだわりは、顔を小ぶりにしているところ。小顔だとかわいらしく見えるそうです。
「最近は地方からこのたぬき目指して来店される方もいますよ」と、40数年変わらずファンの心をゲッツしているボナールのたぬきケーキ。
して、お味はいかに。1つ購入して大師公園で実食。でもその前にちょこっと撮影会!