「MMがFFに」という、みなとみらいがファイナルファンタジーに染まったイベントはなんだったの?
ココがキニナル!
6月にみなとみらい各所でファイナルファンタジーとのコラボイベントが開催されるそうですが、横浜とFF、どういう経緯で決まったのか気になります(さほたんさん)
はまれぽ調査結果!
ファイナルファンタジーを生んだ株式会社スクウェアは横浜市港北区日吉が生誕の地。FFに縁の深い地であるという理由でコラボ相手に横浜が選ばれた
ライター:コハル
全世界で累計1億3000万本の販売・ダウンロードという、日本を代表する大人気ゲーム「ファイナルファンタジー(以下、FF)」シリーズの30周年を記念して、2017(平成29)年6月から、FFと横浜のコラボレーション企画が始動した。
みなとみらい(以下、MM)がFFに?(オフィシャルHPより)
今回の企画の目玉として6月10日(土)・11日(日)の2日間、「FFXIVプロジェクションマッピング 海洋都市ヨコハマ 龍神バハムート、襲来」を上映した。
このほか、クイーンズスクエア横浜の「フラッグジャッグ」、横浜市民のソウルフード・シウマイでおなじみの崎陽軒とのコラボレーション弁当の発売、そして東急東横線がFF仕様になる「トレインジャック」など、豪華企画が連日開催された。
みなとみらい駅にこんなポスターが張られていました(公式ホームページより)
こちらがコラボレーション弁当
横浜在住のFFファンにとっては心躍る企画。しかし、なぜ今回の開催場所に横浜が選ばれたのだろうか?
主催側の真意を探るべく、ファイナルファンタジーXIVプロデューサー兼ディレクターを務める吉田直樹(よしだ・なおき)氏に話をお聞きした。
FF発祥の地は横浜市
「FFを生み出した株式会社スクウェアは、横浜市日吉で発足したということもあり、実は、横浜はFFにとって縁の深い地です。また、海外との交流が盛んに行なわれてきた国際都市である横浜は、FFシリーズのゲーム中に数多く登場する港街ともよく似た街並みをもっています」と話す吉田氏。
プレス向け先行試写会で横浜とFFとの縁について話す吉田氏
「このように、シリーズとの縁も多く、エンターテインメントに対して理解のある横浜市と、記念すべき30周年を一緒に盛り上げたい」。そんな思いから、今回のコラボレーションの開催をオファーしたという。
吉田氏いわく、このオファーに対し、「横浜市がビデオゲームというエンターテインメントに対して、深い理解を示してくれた」ことでコラボの実現に至った。
横浜はFFのに出てくる港街によく似ている?
今回の企画はMM地区などの事業者と「ファイナルファンタジー30周年×横浜」実行委員会を組織。同委員会の活動を横浜市が支援する形で実現したそうだ。
横浜のエンターテインメントに対する理解力に感謝
企画の発案は2年前。「ホテルの外壁を使った日本最大級のプロジェクションマッピング(以下、PM)をやりたいというアイデアも実行委員会から出た。そんな奇抜とも思える企画も、横浜市は真剣に、そして真摯に受け止めてくれたという。
そのおかげで、実行委員会は自分たちの考案したアイデアを最大限に詰め込むことができたそうだ。
横浜市の協力があってこそ成立した企画
相互活性化のきっかけに
今回は前述したとおり、MM地区全体が“FF色”に染まるという前代未聞のコラボレーション企画を同時展開するというもの。
みなとみらい駅を降りた瞬間から、人々がファイナルファンタジーを感じることができるようなイベントになっていた。
駅に設置されたデジタルサイネージ
吉田氏は企画をとおして横浜市とFFの相互活性のきっかけにしたいと考えているという。
吉田氏は「FFファンのみなさんにも、ぜひこの機会にMMに足を運んでいただきたいです。MM地区に散りばめられたFF要素だけではなく、MMの名所なども新たに発見してもらえたらうれしいですね」とコメント。
さらに「そして横浜市民のみなさんには、 “FF色”に染まった普段とは違うMMを楽しんでもらいたいです」と話した。