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関内で見つけた旧横浜市庁舎の遺構。その歴史とは?

ココがキニナル!

横浜市庁舎の敷地に、関東大震災で焼失したかつての庁舎の遺構を発見。庁舎建て替えの歴史は?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜市庁舎はこれまでに6度建て替わっており、現庁舎は七代目。1959(昭和34)年竣工で歴史的価値もある

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2018年04月06日

ライター:はまれぽ編集部

関東大震災の遺物

関内の横浜市庁舎には、レンガ建築の遺物がある。

 

レンガの一部と、まるい柱の基盤のようなものが見える
 

横浜スタジアム側の市庁舎駐車場の脇、気づかず通り過ぎてしまいそうなスペースに顔を出していたこの遺構。解説ボードによれば、二代目市庁舎の遺構だという。

 

レンガ造りの瀟洒(しょうしゃ)な建物だったようだ
 

この二代目庁舎は1911(明治44)年に現庁舎と同じこの場所に建てられたが、1923(大正12)年に関東大震災で焼失、解体されて基礎だけがこのように残されている。

 

駐車場と歩道の間のスペースで保存されている
 

市庁舎の歴史がキニナったので調べてみると、現庁舎は実は七代目で、これまでも市内のあちこちに庁舎が作られてきたという。

 

市庁舎所在地の移り変わり(横浜市HPより)
 



市庁舎の変遷

前述の二代目庁舎のほかには、どのような場所に横浜市庁舎があったのだろうか。まず、初代の市庁舎は本町一丁目にあった横浜電信分局ビルを転用したレンガ造り2階建ての建物だった。

 

横浜開港記念会館があるエリアだが、初代市庁舎の手がかりはなかった
 

二代目庁舎の焼失後の1923~1925(大正14)年までは、当時桜木町にあった中央職業紹介所を三代目の臨時庁舎として使用。1925~1944(昭和19)年には現庁舎と同じ場所に木造の四代目庁舎を建てて使用していた。

 

三代目庁舎は今のぴおシティがあるエリアにあったと思われる
 

現庁舎の敷地には、四代目の遺構は残っていない
 

しかし、この四代目庁舎も1945(昭和20)年5月の横浜大空襲で焼失。市役所自体は前年に野毛山の旧老松国民学校(現・老松中学校)に疎開しており、終戦後も1950(昭和25)年までこの校舎を使用していたとのこと。これが五代目庁舎にあたる。

 

閑静な住宅地の中にある老松中学校
 

1950年、現在の反町公園の場所に六代目庁舎を開設。1956(昭和31)年に現庁舎周辺の土地が米軍から横浜市に返還され、1959(昭和34)年に現庁舎が竣工して現在に至るというわけだ。

 

反町公園
 

園内の立て看板が市庁舎があったことを伝えていた
 

市制施行から約130年の間に、戦災や地震で6度も建て替わり、場所も転々としていた横浜市庁舎。これほどまでに波瀾万丈の歴史をたどっていたとは驚きだ。
 
 

 

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