新校舎は借地!? 移転した子安小跡地は何になる?
ココがキニナル!
神奈川区新子安にある小学校が移転しましたが、土地が借地って本当ですか? 跡地は何になるのでしょうか? 商業施設だとありがたいです(更紗52さん/まゆタロさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
移転した子安小学校跡地は、新校舎敷地との等価交換のため、一部が三菱地所に提供される予定。土地交換の協議は現在も進行中
ライター:はまれぽ編集部
児童数の急激な増加などを受けて、2018(平成30)年4月に移転し、新校舎で新学期を迎えた神奈川区新子安の横浜市立子安小学校。
真新しい校舎での授業が始まっている
この敷地は「旧日産グラウンド」の跡地で、以前の校舎からは直線で300メートルほどの距離にある。
新校舎も、移転によって空き地となる小学校跡地も、JR「新子安」駅前の好立地。いったい跡地はどのように活用されるのだろう。
駅前施設や高層マンションも増えている新子安
子安小学校の跡地は、新子安駅から歩行者用のデッキを進んで駅北側に出るとすぐに見えてくる。
校舎はまだ手付かずの状態
今も授業が行われていそうだが、ひっそりとしている
ついこの間まで授業が行われていた学校は、まだ解体などにも着手しておらず、そのまま状態。平日なのに子どもたちがいないことのほうが、不自然に感じてしまうほどだ。
開発によって増加した児童たちを支えてきた校舎
南側の校庭には工事用らしき仕切りが設けられている
横浜市教育委員会に、子安小学校の活用方法を問い合わせると、「子安小学校の跡地は、新校舎の敷地を保有している三菱地所レジデンスとの等価交換地として一部を提供する予定です」との答え。
児童数の増加によって、広い敷地に引っ越す必要が出てきた子安小学校だが、その引っ越し先である「旧日産グラウンド」は三菱地所レジデンスがマンション用地として確保していた場所だった。市としては土地を買い取ることを希望していたが、新子安での事業を継続したい三菱地所と協議した結果、「同じ価値の土地との交換」をすることが決まったという。
新校舎に隣接するマンションも三菱地所
協議は今も継続中だが、子安小学校跡地の約1万1000平方メートルのうち、南側7400平方メートルほどを提供することで双方が合意している。それだけでは新校舎の土地代と等価にはならないので、市内の別の市有地を提供するなどの話し合いが続いている。
子安小跡地と新校舎の土地交換の契約はまだ交わされていないので、子安小跡地はまだ横浜市が保有している。それはつまり・・・?