東海大学、箱根駅伝で初優勝!だけど選手は「悔しい結果」!? 優勝報告会レポート
ココがキニナル!
2019年の箱根駅伝で初の総合優勝を果たした東海大学。駅伝チームの次なる目標は?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
歴史に名を刻む勝利を収めたチームだが、すでに視線は前に向いている。優勝の栄光と悔しさを武器に、さらなる躍進を果たす!
ライター:はまれぽ編集部
2019(平成31)年の箱根駅伝で感動的な快走を見せ、見事大学として初の総合優勝を果たした東海大学駅伝チーム。その優勝報告会が同校の湘南キャンパスで開かれるということで、早速取材に向かった。
平塚市北金目の湘南キャンパス
今年の箱根駅伝では、創部59年の歴史を持つ東海大学陸上競技部の駅伝チームが、ついに悲願の初優勝を果たした。ここ数年は青山学院大学が圧倒的な強さを見せてきていただけに、平塚中継所周辺を始め、地元の熱烈な応援を受けたチームの勝利は非常に劇的なものだった。
地元大学の快挙に地域は大興奮!
今回の優勝報告会は駅伝チームのほかに、昨年12月の全日本大学バスケットボール選手権記念大会で5年ぶり5回目の優勝を果たした男子バスケットボール部との合同開催。世間的には駅伝チームが注目を集めてはいたが、どちらも素晴らしい功績!
両チームが並んで報告会に臨んだ
学内の学生や教職員、地域住民など、駅伝チームを支えてきた方々へのお礼を兼ねて行われるようで、誰もが両チームの活躍を労っていた。選手たちの周辺には文字通り黒山の人だかりができており、注目度の高さをうかがわせる。
キャンパス内の会場付近には、とんでもない数の人!
東海大学を見事初の総合優勝に導いた両角速(もろずみ・はやし)監督は、「お待たせしました。ようやく箱根駅伝を制することができました」と、46回目の出場で手に入れた栄冠を報告した。
地域の方々への感謝を述べる両角監督
地元の平塚中継所を通る箱根駅伝での優勝は、東海大にとってはまさに悲願だった。両角監督は「ここにいる10人の選手、そしてその後ろにいる部員、全員でつかんだ勝利です。選手たちを褒めてやってほしい」とチームで臨んだ戦いであることを強調した。
期待がかかるのは、やはり来年以降の2連覇、そして3連覇という更なる高み。監督は「この勝利におごることなく、努力を積み重ねていきます」と次を見据えた取り組みも語っていた。
「沿道の応援は、東海大が一番だったのでは」と話す監督
両角監督は「4年で(選手が)入れ替わる大学スポーツで連覇は難しいこと。しかし、チャレンジしていきたい」と来年の箱根制覇に向けても意気込んでいた。
箱根を制した選手たちはすでに学生三大駅伝(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)の3冠を目指すという目標を打ち立てているという。優勝報告会の場でも、選手からは監督の言葉通り「勝利におごらない」姿勢が垣間見えた。
中には、総合優勝にも関わらず悔しささえにじませる選手も多かった。