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みなとみらい線馬車道駅の副駅名が市庁舎でなく「横浜市役所」の理由は?

ココがキニナル!

横浜市庁舎の移転に伴い馬車道駅に「副駅名:横浜市役所」が付くと発表あり。なぜ「横浜市庁舎」でなく「横浜市役所」なんでしょう?/バス停名の変更がキニナリマス(よこはまいちばんさん)

はまれぽ調査結果!

副駅名は、「表記を統一してより分かりやすくしたい」という横浜市の意向を受けての決定だった! 市のオフィシャル表記は「市庁舎」ではなく、「市役所」に

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2019年09月02日

ライター:田中 大輔

2020年度前半からの使用開始を念頭に、建設工事の続く横浜新市庁舎
今回の取材を行った2019(令和元)年7月後半はすでに本体の外側はできあがっていて、内装などの工事が行われている状況だ。

 

外観はすっかり出来上がった新しい市庁舎。通算8代目となる
 

背の高いビルがズンと建ち、なんとなく先が見えてきたという中で、その周囲を取り巻く環境作りも工事を追いかけるように進められている。
そのひとつが今回のキニナル。新市庁舎と直接つながる、みなとみらい線・馬車道駅に副駅名がつくという話だ。
ただ、その副駅名は「横浜市庁舎」ではなく「横浜市役所」。横浜では伝統的に「市庁舎」という呼び方がよく使われるが、なぜ今回はこの言葉を外したのだろうか。



2020年の供用開始に合わせて

みなとみらい線の馬車道駅は、新市庁舎の低層部に作られる「アトリウム」と呼ばれる施設に接続されることになっている。
アトリウムは1階から3階までの吹き抜けとなる広々としたスペースで、パブリックビューイングといったイベントなど、多様な用途が想定されている場所だ。

 

画像右側のエスカレーターが駅との連絡口になる予定(画像提供:横浜市)
 

そのため、これまでは単に「馬車道駅」という名前だったところに、副駅名として「(横浜市役所)」を追加することになったというわけ。2018(平成30)年10月に、みなとみらい線を運営する横浜高速鉄道株式会社から発表されている話なので、これは確定済みの話題。
みなとみらい線にとっては、全6駅のうち「日本大通り駅(県庁・大さん橋)」、「元町・中華街駅(山下公園)」に続く3つ目の副駅名となる。

 

副駅名が付けられた駅は現在2つ。これが3つになるということ
 

横浜市庁舎が竣工するのは2020年1月末の予定だが、その後、什器の搬入・組み立てなどが行われ、本格的に機能や人の引っ越しが始まるのは4月に入ってからのこと。
実際の移転作業は、6000人の職員が20ヶ所もの場所から、週末や休日を中心に、業務を止めたり減らしたりすることなく行うため、市役所機能が完全に移転するのは2020年6月末ごろとしている。

 

2年前は向こう側が見えたが、あっという間にビルが完成(2017年8月撮影)
 

副駅名が使われるようになるのもそのころを予定していて、横浜高速鉄道の発表によれば、2020年4月から6月ごろの導入予定となっている。



確認してみたところ・・・

さて、ここからが本題。
なぜ「横浜市庁(舎)」ではなく、「横浜市役所」という副駅名を付けることになったのか。別に間違っていることは何ひとつないのだが、横浜では市役所を市庁舎と呼ぶ人が多くいることは市民なら周知のこと。
現に市庁舎には「横浜市庁」の文字が刻まれているし、現市庁舎の最寄りバス停は「市庁前」だ。

 

ちょっとわかりにくいが、ココに「横浜市庁」と書かれている
 

真相を聞くため、横浜高速鉄道を訪れ経営管理部長の大石龍巳(おおいし・たつみ)さんに話を聞いた。

 

はまれぽでは何度もお世話になっている大石さん
 

そもそも、駅名を変えることは事業者の考えだけで簡単にホイホイできることでもない。副駅名を追加するにしても、鉄道駅の名前に手を加えると案内表示や印刷物など、いろいろなものが作り直しとなるし、関係するさまざまな会社や組織にも影響が及ぶことになるからだ。
とはいえ、今回の副駅名を付ける件については文句なし。「公共施設中の公共施設ですからね。社内からも反対意見は出ませんでした」と大石さんは笑う。

横浜高速鉄道社内で、馬車道駅に副駅名を付けることを検討し始めたのは2018年の夏前ごろのことだったそうだ。
新市庁舎に加え、三井レジデンシャルの「THE TOWER YOKOHAMA KITANAKA」や「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」が作られるなど、馬車道駅周辺は再開発の真っただ中。利用者数がバンと跳ね上がることは間違いなく、そんな状況で駅全体の利便性向上について検討する中で副駅名の話も浮上したそうだ。

 

馬車道駅構内。一般的な駅のイメージとは一線を画したオシャレ感
 

この案内表示にも「横浜市役所」が付け加えられるだろう
 

どんな副駅名にするか話し合う中で、「みなとみらい線は東急東横線と相互直通で、東京や埼玉までつながっていますから、『横浜』という地名はあった方がいいと判断しました」と大石さんは言う。
問題はその後ろに何がくっつくかだが、大石さんは「それにシンプルに『市役所』を付けました」とあっさり続ける。

なぜ「市庁舎」ではなく「市役所」をチョイスしたか聞いてみると、「どちらを使うかは議論が出ると思ったので、まず確認を取ったんです。そうしたら、『市役所』だと言われて」という答え。
そう、実は、そういうことだったのだ。
 
 

 

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