あの横浜スカイウォークは廃墟と化すのか!?
ココがキニナル!
ベイブリッジにある横浜スカイウォークは閉鎖されてしまいましたが、運営は再開されないのでしょうか?(くり坊さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
今後の方針は一切決定していない。維持管理費を年間最低500万円払いつづけることだけは確実!
ライター:南沢 岬
横浜ベイブリッジ・スカイウォークってなに?
昨年、2010年9月28日に惜しまれながら閉鎖した横浜ベイブリッジ・スカイウォーク。今回この取材をするに当たって、地元横浜出身の友人や知人にスカイウォークについて聞いてみたが、知っている人は皆無であった。
ネットで情報収集してみたが、施設閉鎖自体知らないという声も聞かれる。惜しまれながらとは言うものの、この観光施設自体どれだけの人が認知しているのか、存在自体が有名無実な存在であったのではないのだろうか?
ベイブリッジの大黒ふ頭側の主塔にはドーム型の展望施設が設けられている
横浜ベイブリッジ・スカイウォークとは
横浜ベイブリッジ・スカイウォークは、 自動車専用道路に併設された日本ではじめての歩行者専用道路です。 横浜の名所として定着したベイブリッジ、そこからの展望を可能にしたのがスカイウォークで、1989年(平成元年)に開通しました。横浜港のベイサイドを始め、富士山、丹沢、箱根、新宿副都心、 房総の山並みまでの360度の展望が楽しめます。
スカイウォークはこうした横浜のスポットとして、また、ベイブリッジの橋の構造 や港の活動をまじかにみられる学習の場としての 活用を図るため、日常の運営を行っています。
(スカイウォークHPより抜粋)
スカイウォーク入口
「ありがとうございました」という張り紙が物悲しい
横浜市役所のお決まり対応
横浜ベイブリッジ・スカイウォークをリサーチすると、1989年のオープンから5年目(1993年)には約3,200万円の赤字に陥り、以後改善することはなく運営されてきたことが分かる。
そこで、どのような経緯で赤字に陥り、どんな改善策を講じてきたのか、横浜ベイブリッジ・スカイウォークの建設目的から今後の方針について横浜市役所(横浜市道路局 横浜環状道路調整部 事業調整課長 市園 政幸氏) にお伺いした。
横浜市道路局の内部
―まず、この施設が建てられた経緯をお話していただけませんか?
「横浜ベイブリッジ建設に当たって、車が通るだけの設備だけでなく、橋の上から景色や港湾活動、橋の構造を見る事ができれば観光施設として面白いのではないだろうか。という意見が住民や当時の(故 細郷道一)市長等から上がり、その提案が議会で通り建設されたようです」
―住民の声と言うのは、何かリサーチなどされたのですか?根拠の書類とか残っているのでしょうか?
「リサーチとかはしてないです。当時はそこまで資料集めをしてなかったと思います。日本初の試みである橋の展望台施設としての役割が大きかったのではないのでしょうか」
―なるほど、それでは建設費が48億円掛かったそうですが、どのような収支計画のもとで建設されたのでしょうか?その計画資料等は、開示できませんか?
「もちろん25年間で返済予定の収支を、当初組んでいたみたいです。その内訳は、年間経費の7,000万円~7,500万円を差し引いた収入で14億円を返済し、残りの34億円は横浜市の費用負担としていたみたいです。資料については、申し訳ございませんが開示できません」
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