終電を逃した! どこまでなら始発を待つより歩いた方が早い?(大船発・湘南モノレール編)
ココがキニナル!
大船で湘南モノレールの最終を逃した場合、を挑戦して欲しいです。距離は短くトンネル部以外は道路上空を通っているのでルートは取りやすい?ただ鎌倉山、片瀬山のアップダウンがどう響く?(sky13748さん)
はまれぽ調査結果!
大船駅で湘南モノレールの終電を逃した場合、始発を待つよりも歩いた方が明らかに早い。
ライター:万田 ケサトシ
かなり久しぶりの「終電を逃した」シリーズ。
この連載をご覧いただくと概要はお分かりいただけると思うが、今回は本編に入るまでかなり遠回りをしているので、どうか最後まであたたかい目でご覧いただけると幸いです。
8月上旬の某日、編集部・ヤマギシから「暑気払いでもしましょう」という連絡が入り、集合場所に指定されたのはオープンしてから9年ほどの「大船おでんセンター」だった。
紫のネオンと赤い提灯のマリアージュ
はまれぽでも過去にランチを紹介しており、筆者もかなりキニナっていたスポット。この階段を上るとどんな世界が広がっているのか・・・
「万田に~逢いたくて~♪」
ドアの脇にはビール樽と並んで聖子ちゃんの巨大ポスターが。目が合いましたよ。これはかなりのウエルカム具合。
それでは夏の扉を開いていざ入店!
大船おでんセンターはアトラクション満載!
そそられる定食のラインアップ
ちなみにヤマギシが集合時間に間に合わないということで、筆者お一人様スタート。
キョロキョロしながら瓶ビールでしっぽり呑んでいると・・・
これが意気投合ってやつか!?
なんと、お隣さんのテーブルに声をかけていただき合流させてもらうことに!
近隣の会社に勤務しているさおりさん(左)、山口さん(中)、えびちゃん(右)とトゥギャザーさせていただきました。
ヤマギシが到着するころにはほどよくベロンベロン。
完全に酔っぱらいの図である
ほぼ毎日来店しているというスーパー常連のえびちゃん(右)に夜のオススメメニューを聞いてみた。
―あの~ここのオススメメニューってなんすかね~?
唐揚げはオススメですよ!
―えっ!? おでんじゃないんですか!?
おでんはふつうですよ。唐揚げは仕込みからちゃんと作っているから旨い。
あとはパリ直送の野菜もいいですよ。
なんとおでんセンターの「おでん」をバッサリ斬ってしまったえびちゃん。
愛ある辛口トークからかなりの常連さん具合が伺える。
それにしてもパリ直送の野菜って・・・?
まずは唐揚げ(二人分/人数によって金額変更・500円前後)をオーダー。
野菜がたっぷり添えられ、かなりのボリューム感。
こんがり揚がってます
淡い色味だが、一口噛み締めると絶妙な歯ごたえ。
ジューシーさはもちろん、しっかりした味付けでお酒が進むし、ごはんにもピッタリ合いそう。
そしておでんセンターでいただくパリ直送の野菜(二人分/人数によって金額変更・500円前後)。
このキュウリ、かなり手間がかかるんだろうなぁ
白いお皿に乗っているのはキュウリ、ミニトマト、ニンジン、アスパラ、セロリ、谷中生姜。
これって全部日本で収穫できるし、売ってるじゃん!
そこへすかさずスタッフの方が登場したので聞いてみた。
おじさんのアツい解説です
―スミマセン、これホントにパリ直送なんですか?
お客さん、ちょっとこのニンジンを食べてみてください。
―分かりました。(食べて・・・)普通に美味しいニンジンですけど。
ほら! 今、噛んだ時に「パリ」って聞こえたでしょ! コートダジュール!
ということで、このメニューの正体はとびっきり新鮮なフレンチジョーク付きのスティックサラダだった。
お店の粋なサービス
同店ではさまざまな賞品が当たる「ルーレット大会」が行われている。
呑み始めてしばらくすると、スタッフの方がルーレットを持って登場。
何が当たるかは教えてくれないのだが、無料なのでとりあえずチャレンジしてみた!
手紙入れが当たったー!
最近手紙を書かないから家で使うかな・・・。
なんてことが頭によぎりながらも、やっぱり当たりは嬉しい!
そこにえびちゃんから「これ、絶対に100均で売ってるやつですよ」とさらなる常連さんならではの情報が!
やっぱり100均だった
タグをみると、ズバリ某100円均一ショップのロゴが記されていた。
でもね、ボクはこういうのがホントに大好きなんですよ。
さっきのパリ野菜のおじさんといい、このタグを外してないあたりとか。
ちなみに、えびちゃんがかつて当たった小銭入れも100均のもの。
ルーレットで当たった賞品を愛用してます
でも賞品は豪華なものだってあるんですよ!
さおりさんは過去にオーブントースターが当たったそう。それでも持ち帰るのが大変なのでずっとお店に置いたまま。
困った表情のさおりさん
それを取っておいてくれるおでんセンターの優しさも嬉しいですね。
今回もお店にキープ。
甘えてお酒も作ってもらっちゃいました
出会いあり、パリ野菜あり、ルーレットありでホントに楽しい暑気払い。
あっという間に時間が経ち、このままカラオケかラーメンですかね~なんて次の作戦を話しているところにヤマギシが・・・。
「万田さん、そろそろ本題です。終電を逃して湘南モノレール沿いを歩いてください」
なっ・・・なんだと
おいヤマギシ! 「そろそろだ」ってこれが本題だったのか。
分かるよ。分かる。
ライターとしても振られた仕事に断る理由はないからな。でもオレのハートはカラオケかラーメンなんだよ。
この気持ちのギャップ、どうすればいいんだよ・・・。
そこに前出の常連えびちゃんが「ボク、湘南モノレール沿線に住んでいるんです。今まで200回以上は終電を逃してますね。ついこの前も逃しましたよ。ははは~。カラオケはまた今度。頑張って歩いてくださいね!」
タクシーの領収書を見せてくれた
みんな2次会にいっちゃったよ
一緒に夏の夜の楽しいひと時を過ごしたえびちゃんにフラれ、ヤマギシから振られた本題を遂行することを決心したのであった。36歳、年オトコ最後の夏。
あれ!? ヤマギシは!?
午後11時50分、湘南モノレールの終電が行ってしまったあと、常連さんチームと別れ、湘南モノレールの大船駅乗り場に向かった万田とヤマギシ。
せめてシメのラーメンだけでもと思ったら・・・
あっさり帰っていった
「私『タモリ倶楽部』を見なきゃいけないので帰りますね」
ガビーン
ジョン・ケージの楽曲ばりに長いイントロが終わった。
いよいよ本題である「終電を逃した! どこまでなら始発を待つより歩いた方が早い?(大船駅・湘南モノレール編)」のはじまりはじまり。