2011（平成23）年9月にオープンした「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」。開館から4年あまりを経過して、総来場者数が200万人を突破したそうだ。

この「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」の最寄駅、JR南武線宿河原駅前に同ミュージアムとコラボしたローソンがある。
　

駅改札を出て目の前。一見普通のローソンに見えるが・・・
　

近づいてみると、ライン看板にキャラクターたちが描かれている
　

ガラスにもいろいろなキャラクターが

　
店内も所せましとキャラクターで埋め尽くされているのだが、まずはコラボローソン誕生の経緯から。

藤子・F・不二雄ローソンは、こうして誕生した

オーナーの三留義雄（みとめ・よしお）さんは、宿河原生まれの宿河原育ち。ビル自体のオーナーでもある。
　

「地元に住んでいる藤子・F・不二雄に親しみがあった」という三留さん

　
「元々、ここはampmに貸していたんです」と話し始めてくれた。

「ampmがファミリーマートと合併することになったんですが、すぐ近くにすでにファミリーマートがあったので、こちらを閉店することになりました」

時は「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」開館の前年である。

「空いた店舗で商店街や地元の活性化に貢献したいと考えていたんですが、ミュージアムができるという話を聞いて、なにかコラボできたらいいなと思っていました」という。

そこにローソンから藤子・F・不二雄ミュージアムとコラボのお店をやりませんかと話が来たという。ローソンはミュージアム周辺に新規店舗を探していて、三留さんはコンテンツを求めていた。お互いの希望が合致したのだ。
　

店の側面には、ミュージアムへの大きな地図

　
ローソンの担当者によると、ローソンのコンセプトは地域密着なので、地元を応援するコラボを積極的に行っているという。面白い例では、広島には広島カープとコラボの赤いローソンもあるそうだ。

藤子・F・不二雄ミュージアムのチケットをローソンで単独販売できることになり、地元でコラボ店舗を模索していたが、ここは最寄りの駅前というすばらしい立地で、願ってもない物件だったとのこと。
　

地元の子どもたちに大人気。写真はドラえもん大好きなハルちゃん

　
ampmがファミリーマートと合併し、近くにファミリーマートがあったという偶然と「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」開館というタイミングが重なったのだ。

という経緯で宿河原駅前に本家ミュージアムよりひと足早く、2011（平成23）年5月に藤子・F・不二雄ミュージアムコラボローソンはオープンした。

では、その圧巻の店内をご紹介。