横浜駅西口から発車する「超深夜バス」の正体は?
ココがキニナル!
横浜駅から十日市場駅まで超深夜バス(バス停近くの柱にこのように書かれた紙が貼られています)というものがあります。どれぐらいの乗車率なのか調べて下さい。(はまっこさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「超深夜バス」は市バスの中でも最も遅い時間帯に横浜市内を走るバスだった。1日平均40人が乗車し、曜日別では金曜日の利用者が最も多い!
ライター:篠原 章公
投稿された「超深夜バス」とは、JR横浜線の最終電車発車後に横浜駅西口~十日市場駅間を、JR横浜線と並行して平日のみ運行されている深夜バスのこと。
市交通局のホームページを確認すると、市内を走る深夜バスには他にもいくつかの路線があることが確認できる。しかしなぜ横浜駅西口~十日市場駅間を結ぶ路線のみ「超深夜」というネーミングがついているのだろう。乗車率と合わせて早速調査を開始することにした。
「超深夜バス」乗り場へ
まずはどのような形で運行されているのか体験することが必要だと思い、飲み会も多く終電を逃した方たちの乗車率が高いであろう金曜日に合わせて、実際に乗車してみることにした。
JR横浜線の最終電車が横浜駅を出発するのが24時ジャスト。
日付が変わり最終電車が出発した後、「超深夜バス」が発車する西口第2乗り場20番ポールへと向かった。
西口第2乗り場20番ポール
投稿にあった張り紙を探してみると、たしかに「超深夜バス」の記述が確認できる。
「超深夜バス」の乗り場変更を知らせる張り紙が
バスの概要が記された看板も付近に
現地に着いて10分もすると、乗車の為にバス乗り場までやってくる人が何人か現れはじめた。
そこで、実際に乗車される方にインタビューを試みることに。
残念ながら顔写真の許可は得られなかったが、さわやかな風貌の40代と思われるサラリーマンの方にお話を伺う事が出来た。
―「超深夜バス」はよく利用されるのですか?
「私は2カ月に1回ぐらいです。今日は飲み会があったんですが、横浜周辺で飲む時には帰りの選択肢の一つとして頭に入れてありますね。利用する頻度は少ないですが、終電を逃した後にもタクシー以外で帰る手段があるというのは、純粋にうれしいですよ」
確かに、時間的にも金銭的にもこういったバスが運行されている事は、付近にお勤めの方などにとってはうれしいところ。利用客にも好評を得ているようだ。
さらに、「横浜駅から乗る人はそれほどでもないですが、東神奈川駅からごっそり乗って来ます。毎回ほぼ満員状態ですね」と教えて頂いた。キニナル乗車率の方は結構高いようだ。
インタビューを終え、発車時刻が迫るとバスを待つ列が出来ていた。
バスを待つ利用客の方々