杉田にある古びたビジネスホテルは果たして本当に泊まれるのか?
ココがキニナル!
磯子区杉田、国道16号線と環状3号線の青砥坂交差点にある「ビジネス杉田ホテル」が気になります。泊まっても大丈夫なのでしょうか?(ひろりん。さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
問題なく泊まることができた!外観や内装にかなり古さは感じられるものの、常連の利用客も多い老舗ホテルだった。
ライター:篠原 章公
今回の投稿を受け、「実際に宿泊して内部を調査してこい!」と編集部から指令を受けた筆者だが、投稿文とともに寄せられた写真に写っているホテルは外観から察するにかなりの年季が入った様子。
投稿にあった画像。歴史を感じる外観
また、インターネットでリサーチをかけてみるもホテルの電話番号以外は出てこない。果たして現在営業しているのだろうか?それすらも分からないまま、まずは予約を取るべく電話をかけることに。
まずは予約を取る
電話をかけると、予想に反してすぐに女性が明るく対応をしてくれた。料金などを尋ねると、「部屋は和室で素泊まり4000円です」との回答が。その場でなんなく予約を取ることが出来たので、「ビジネス杉田ホテル」へ向かうべくJR根岸線に乗車、新杉田駅で下車した。
夕方頃、JR根岸線新杉田駅で下車
いざホテルへ
駅からは徒歩でホテルへと向かった。駅前の道路を「磯子スポーツセンター」を左手に見ながら直進、突きあたりを右折して国道16号線に出る。
そのまま国道を南下。駅から10分から15分ほど歩いた頃だろうか、青砥坂交差点に差し掛かるあたりで「ビジネス杉田ホテル」を発見、無事に到着することが出来た。
青砥坂交差点から
無事に到着
陽が暮れかかる頃に到着したせいで余計に独特の雰囲気が高まる中、意を決してチェックインすることに。
入ってすぐの廊下はこんな感じ
前金制との事なのでまずは受付で4000円を支払い、鍵とタオル、歯ブラシを受けとる。若干その場の空気に飲まれそうになりながらも、筆者は取材をしなければならない。スタッフの方に取材である旨を伝えると、写真はNGながらもいろいろとお話を伺う事が出来た。
ホテルについてお話を伺った
「ビジネス杉田ホテル」の開業は今から40年ほど前。建物自体もずいぶん傷んできているため、確実な話ではないが近々立て替えるかもしれないとの事だった。現在の客室は一階のみ。以前は地階にも客室があったそうで、それらの部屋も含めて連日満室になることも多かったという。
普段宿泊に訪れるメインのお客は建設現場などで各種工事に携わる職人の方たちとの事で、
工事の期間により10日から1ヶ月ほど連泊されることも多くあるのだとか。
また、近くで法事などがある際に家族連れで利用される方もあるそうで、そういった場合は小学6年生以下のお子さんは半額料金にて対応しているそうだ。ちなみに筆者が泊った日も職人の方々のご予約があったそうだが、あいにく台風の影響でキャンセルが相次ぎ、この日の宿泊客は筆者のみとの事だった。
部屋へと向かう
お話を伺いつつ、本日宿泊する部屋へ。
今回筆者が宿泊した部屋は「松」。壁に手書きである
部屋の様子
部屋の名前が「松」とのことなので、「一番いい部屋を用意してくれたのかな・・・」と思いきや、名前は便宜上のもので部屋の広さや間取りに特別差はないとのことだった。
こちらのお部屋は3~4人部屋で、場合によっては5~6人が一部屋に宿泊されることもあるという。一人で泊る分には広々とした部屋だった。
宿泊人数を意図してか、多数のハンガーが
エアコン、液晶テレビ、冷蔵庫を完備