横浜スタジアムのウグイス嬢ってどんな人?
 ココがキニナル!
ココがキニナル!
横浜スタジアムのウグイス嬢さんの紹介お願いします。普段全く表に出てこないのでどんな方がされているのか気になります。(タッカーさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜DeNAベイスターズの球団職員である2人の女性がウグイス嬢を務めている。2人とも仕事に誇りを持ったプロ意識の高い魅力的な人だった!
ライター:田中 大輔
	10月8日(火)、横浜スタジアム(以下、ハマスタ)の試合で今季の全日程を終えた横浜DeNAベイスターズ。
	今シーズンは選手たちの頑張りもあって観客動員も増え、ハマスタは連日の盛り上がりを見せた1年だった。
	
	主役はもちろん選手たちだが、気持ちの高ぶるあのスタジアムの空気感を作っているのは彼らだけではない。
	影から試合を盛り上げてくれるスタッフたちも、見えないところで活躍しているのだ。
	その中に、球場の雰囲気作りに欠かすことのできない女性がいる。それがウグイス嬢(球場で場内アナウンスをする女性の通称)だ。
	
	選手の名前を読み上げる彼女たちのきれいな声を、ハマスタに訪れたことのあるファンなら誰もが耳にしているはず。
	でも、じゃあ彼女たちってどんな人なの? と聞かれるとなにも知らない。
	今回は、普段は裏方に徹して声だけで活躍する2人の女性にスポットを当てた。
	
	
	
	 普段は裏方の2人に表に出てもらいましょう!
	
	球団事務所で取材に応じてくれたのは、満員のハマスタに響く美声の主、江川広美さんと本田由美子さんの2人だ。
	 
	
	 江川さん(右)は12年目、本田さんは8年目のシーズンを終えたところ
	
	2人は、球団で働く職員さん。そういった点では同じく声でスタジアムを盛り上げてくれるスタジアムDJの南隼人(みなみはやと)さんとはちょっと違う。
	 
	
	 すっかりおなじみ、スタジアムDJの南さん。彼は球団職員ではない
	
	2人ともにウグイス嬢の募集に応募してこの仕事に就いたという。
	応募当時はアナウンスのキャリアは問われなかったそうだが、江川さんはデパートの店内アナウンスの経験、本田さんは大学時代にアナウンサーを目指し学校に通っていたという下地があった。
	 
	
	 お仕事中の本田さん。放送室があるのはバックネット裏
	
	もちろん技術があっただけでなく、2人とも、もともと大の野球ファンでもあったそうだ。
	野球とアナウンス、その両方が好きだった2人にとって場内アナウンスの仕事は天職。
	「女性でプロ野球に関われる仕事は、そう多くない」こともあり、チャンスを生かして見事、DeNAベイスターズのウグイス嬢になったというわけだ。
	
	
	
	実はかなり忙しいウグイス嬢の仕事
	
	ウグイス嬢の人数は球団によって違うが、DeNAベイスターズでは現在2人体制。
	ハマスタの試合だけだったら2人だけでできそうな気もするが、それだけでなくファーム(2軍)の試合のアナウンスも担当しているというから、なかなかのハードワーク。
	それでも「アナウンスの仕事がしたくてこの仕事に就いたので、苦ではありません」と江川さんは笑顔で話す。
	 
	
	 「忙しくても苦ではない」。なかなか言えないセリフ
	
	シーズン中は同一対戦カードごとを基本に、2人で1軍とファームの試合をローテーションを組んでアナウンス業務に取り組んでいるという。
	例えば、ハマスタで18時プレーボールの試合がある日は、まずは朝、球団事務所に出社。
	球場に入るのは14時ごろのこと。その後、スタッフミーティングなどを経て、ファンがスタンドに入るまでに準備を進めていく。
	
	その日の第一声は、一番乗りで入って来たファンたちへの「ようこそ」のメッセージ。
	その後、試合前から試合中、そして試合後までバックネット裏の放送室から、あの声で試合に花を添える。
	  
	
	
	 試合前のアナウンス中の本田さん。この日は今季の最終戦だった
	
	選手名のコールや試合中の選手交代、ファウルボールなどへの注意喚起やイベント・チケット情報のお知らせなど、マイクに向かう機会は多い。
	それ以外にも、選手のケガや雨、災害などでの試合中断にも臨機応変に対応する。
	 
	
	 イベント告知などは、カラービジョンに映しだされる内容を確認しながら
	
	試合後も資料の整理や翌日の準備に追われ、忙しい1日が終わるのは試合終了から1時間近く経ってからのことだという。
	
	また、球団職員としてイベントの準備や、来季に向けて備えたりと、アナウンス以外の業務にも携わっていて、アナウンスのない日やオフシーズンだからと言ってお休みというわけではないそうだ。
	
	
	
	 






