相模原にかつて存在した「ちょんの間」とは?
ココがキニナル!
相模原市上鶴間。「たんぼ」と呼ばれる違法風俗営業の地区の成り立ち、田んぼと呼ばれる理由、そして現状が知りたい。(紀洲の哲ちゃんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
最初は合法的な飲食店街だったが、今から30~40年ほど前から売春行為が行われるようになり、1990年代後半に撲滅運動が行われた。
ライター:小方 サダオ
相模原市上鶴間にあった違法風俗店街
相模原市上鶴間は、JR横浜線町田駅の南口側に位置する。近くには小田急線の町田駅もあり、東京と横浜の中心へ交通の便の良いこの場所に、有名な違法風俗店街があったというのは本当なのだろうか?
早速現場に行ってみた。
「たんぼ」があった場所(青矢印)(Googlemapより)
JR町田駅
JR町田駅の北口
駅前に大きな道路があり、商業施設が建ち並ぶ
JR横浜線の町田駅の北口に出ると、駅前歩道が整備され、デパートなど巨大な商業施設が建ち並ぶにぎやかな駅前の風景が広がっている。
JR町田駅の南口
駅前に建つラブホテル群
しかし南口の相模原市上鶴間の方に下りると、人通りの多さを感じさせるのは、家電量販店の周囲くらいで、その差に驚かされた。
駅から歩いて数分のところに、「さがみはら安全安心ステーション」という民間交番を発見した。
事前に調べたところ、1990年代後半ごろに「たんぼ」の撲滅運動があり、近くに監視のための民間交番が設けられた、とあったが、これがその民間交番のようだ。
「さがみはら安全安心ステーション」
相模原市の非常勤職員として、駐在している斉藤さんに話を伺うと「この民間交番の裏手あたりは、以前は違法風俗店などがある治安の悪い場所でした。そのため違法風俗店などでトラブルなどが発生した際、慣れた対応ができる職員が必要のため、私のような警察のOBが駐在しているのです」と答えてくれた。
現在ラブホテル群のある場所に「たんぼ」があった
そこで以前「たんぼ」があったあたりを歩いてみると、ラブホテルが建ち並ぶ場所だったが、違法風俗店の面影はもうないようだ。