「本牧カレー」って何?

「よこすか海軍カレー」なら、聞いたことがあります。

戦時中の海軍では、毎週金曜日に各艦艇でカレーが作られていたそうで、このレシピを元に作られたのが「よこすか海軍カレー」。「スカレー」というゆるキャラもいます。

「本牧カレー」?はじめて聞きます。
そんなカレーがあったんですね。横浜港シンボルタワーのオリジナル商品なのでしょうか。

本当に売っているかどうかも不安です。
そんな数々の疑問を抱えつつ、現地へ向かってみました。

　

晴天に映える、横浜港シンボルタワー

休憩所にあった、うわさのノボリ

横浜港シンボルタワー。

1986年に建設されて以来、横浜港に出入りする船舶に情報や信号を送り、いわば「最新鋭の灯台」的な役割を果たしている建造物です。

ここには、タワーと駐車場を挟さむような形で、ドーム型の休憩所があります。
問題のノボリは、その室内にありました。

　

横浜港シンボルタワーの休憩所、外観
　

「開港150周年キャンペーン」とあるが

室内のあまり目立たないような場所に立つこのノボリ。
「開港150周年キャンペーン」と書いてあり、時期限定商品のような気配さえします。

　

室内には自販機があるばかりで、売店などはない
　

フード系自販機のメニューにもなかった

もしかしたら「本牧カレー」を売っているのは、タワー本体の方かもしれません。
見学者の方もいるようなので、何かご存じないか、聞いてみることにします。

ドコにもない、ダレも知らない状態の「本牧カレー」

タワーへ向かう途中で、犬の散歩をしているご家族に出会いました。
海風の吹く開放的な雰囲気がお気に入りという高木さんご一家は、週に一度は犬を連れて、ここに遊びに来るのだとか。

　

高木さんご一家と、愛犬のパセリ、チャチャ丸ちゃん

「本牧カレー」について聞いてみると、売っている場所はもちろん、その存在すら知らないそうです。

見学に来ていた他の皆さんも同様。
中には「横須賀カレーの間違いじゃないの?」などと、ツッコミの激しい方もいらっしゃいました。

　

展望ラウンジにも形跡ナシ
　

展望室最上階の様子
　

「本牧船舶通航信号所」に聞いてみた

「本牧船舶通航信号所」とは、横浜港シンボルタワーの中核を成す海上保安庁の設備です。
もちろん関係者以外、立ち入り禁止です。

この場所以外「人」が常駐している場所がないので、ダメもとでインターホンを鳴らしてみました。
すると、ココでは扱っていないが、休憩所にある「管理室」なら、何か知っているかもしれないとのこと。

えっ?　そんなトコありましたっけ?
とりあえず、出発地に戻ってみることにしましょう。