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大人の青春?港北区民軟式野球大会ってどんな大会?

ココがキニナル!

友人と野球チームを結成しました。いつか港北区の軟式野球大会に出たいなと思っています。どんな大会でどんなチームが出場しているのかレポートしてきて下さい。(ドカンさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

172チームが参加の区大会は3クラスに分かれるトーナメント制。企業の野球部など経験者中心から、初級者中心のチームまで、レベルに応じて楽しめる!

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ライター:山口 愛愛

大人の青春の舞台で熱戦が繰り広げられる



野球チームを結成し、練習試合を重ねていくと、大会に参加したいという気持ちも芽生えるだろう。
どうすれば参加できるのか、自分達のレベルで大丈夫か、と思い悩んでいる人も多いはず。

ならば、百聞は一見にしかず。
港北区野協会が主催している「港北区民軟式野球大会秋季大会」の試合会場に向かった。

この日の会場は、岸根公園野球場。
筆者も中学のソフトボール部の試合をしたことのある思いでの野球場。

トーナメント制の秋季大会は大詰めを迎え、準決勝が行われていた。
勝利したチームは12/18に行われる決勝戦にコマを進められるのだ。

 

負ければ終わり、のトーナメント制の試合に全力を出す


勝ち上がってきた「横浜タイガーシャークス」対「MAX」の一戦。緊迫した接戦だ。
4回の裏2-1。1点ビハインドのMAXの攻撃。

「ストライク!」打者が空振りすると審判の手が勢いよく上がった。
「ナイピッチ!勝ってる、勝ってる!」と野手から声がかかる。
「バッター、いい振りしてるよ!いける、いける!」負けじとベンチからも大きな声がとんだ。
 


ベンチも盛り上げていて、チームプレーが感じられる


活気にもあふれ、なかなかの好ゲームだ。ピッチャーのストレートはゆうに100kmは出ているだろう。



気になる参加資格、レベルは?



試合を観戦しながら、審判員も務める港北区野球協会の伊藤会長と藤森さんに、大会のレベルや概要を伺った。

港北区野球協会は昭和24年に、現在の区民大会の前身である「防犯野球大会」が開催されたのが始まりで、なんと61年の歴史を誇る。

港北区民大会は、上級レベルのAクラス16チーム、中級レベルBクラス32チーム、初級レベルのCクラス76チームの計172チームが参加し、横浜市内でもトップクラスのチーム数で活性化されているそうだ。

代表者が港北区在住、または港北区内に勤務し、区内中心のメンバーで構成されていればどんなチームでも参加できる。
「区内の企業の野球部や、地元の学校の野球部OBチームから、単純に野球が好きな人が集まった町内の愛好家チームなど色々ですよ」(藤森さん)

初年度は必ずCクラスから参加し、春・秋に行われる大会で上位に入り実績を残すと、Bクラス、Aクラスと昇格できる。Jリーグのようなイメージだ。
大会の参加費は1チーム2万円。
 


「審判は野球経験者が多いですね」伊藤会長(左)と藤森さん(右)


大会を支える、協会所属の審判員は24人所属し、港北区区民大会のほか、高校野球県大会などのゲームにも派遣され、高校野球も支えていた。ちなみに神奈川県内には女性の審判員も3名いるとのこと。

「チームを作ったら、まず参加してみてください。Cクラスは初級者が多いので、野球の試合の形になるように審判員もサポートしています。
運営の仕方も、連絡網のシステムを作り、大会当日の天候などにより変動する試合時間や駐車場の状況などを一斉メールでお知らせし、スムーズに大会が進行できるよう努めています」と藤森さん。
審判員は勉強会も実施していて、運営の努力や工夫もうかがえた。

「Aクラスになるとレベルが上がりますね。トーナメントの組み合わせは、代表者によるくじ引きです。上位チームは同じ組み合わせになることも多いので、今年からAクラスとBクラスのトーナメントで勝ち上がったチームが対戦する『交流戦』形式にしました。準決勝にBクラスの『MAX』が残り、おもしろくなっていますよ」(藤森さん)

今日のピッチャーの球速を聞いたところ、120kmくらいとのこと。
運営上の工夫もあり、白熱した試合になっているようだ。
 


送球が反れ、間一髪セーフ。“草野球”とあなどれない白熱の試合
 

変化球を織り交ぜた緩急をつけたピッチングで打者を翻弄