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横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

泉区にある業務用スーパーMETROの店内はどうなってる?

ココがキニナル!

業務用スーパーMETORO横浜泉店に、行ってみたいのですが、一般のひとは入れないみたいなので、店内の様子など調べてください。(JOKERさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

一般食品、お酒、雑貨など、飲食店業者が必要なものを網羅していた。入店時と会計時に会員証が必要だ!

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ライター:ワカバヤシヒロアキ

業務用スーパーMETROとは?



泉区和泉町に、METROという店がある。2年半前にオープンした業務用のスーパーだ。
関東に9店舗あり、神奈川県にはここ横浜いずみ店の1店舗しかない。
 


METRO横浜いずみ店


一般に業務用スーパーと言えば、食料品や雑貨を大量に安く買うことができる店。多くは事業者だけでなく、一般客に対しても間口を広げ、小売業を行っているケースが大多数である。
しかし、このMETROを利用できるのは、会員登録をした事業者のみで、一般客は入店することができない。
 


入口に書かれた注意書き


また、METROと聞けば、地下鉄の「東京メトロ」を連想しそうだが、両者に関係性は無い。
実は、今回対象としているMETROはドイツに本社を持つ世界的な大企業なのだ。
 


2008年の売上実績に基づく世界のスーパーマーケットランキング
(『NRF Stores』より引用)


日本では10年前にオープンした千葉店が初の出店。まだまだ馴染みが無いが、その売上では会員制の業務用スーパーとして話題になっているコストコよりも上回っている。ヨーロッパを中心に世界30カ国に700店以上を展開している大型スーパーなのだ。

そんなMETROの中はいったいどうなっているのだろう。
今回は、METROを運営するメトロキャッシュアンドキャリージャパン株式会社の協力によって、特別にレポートさせていただくことになった。
なお、以下の写真については特別に許可を得て撮影したものであり、原則として店内の写真撮影は禁止されている。また、会員数や売上、客数などについては公表できないとのことであった。


会員になれるのはどんな人?



エントランスに入るとゲートがあり、会員証のカードが必要となる。
 


エントランスでは、右の受光部にカードをかざすとゲートが開く


会員になることができるのは、食にかかわる事業をしている事業主やその従業員など。原則的には営業許可証の提示が必要となるが、業態によって許可証などが無い場合にも、審査次第で会員になることができる。

そのため、一般の飲食店や小売業のみならず、学校の給食業者や、社員食堂の運営者、大学の学園祭実行委員なども会員として扱っているのだという。

ホームパーティの主催者などを許可することはできないそうだが、大学の学園祭や地域のお祭りなど、食に関わり広く公な地域貢献となる場所であれば、入場期間を限定してMETROでの買い物が許可されることもあるそうだ。
 


METROの会員証、全店舗で共通だ


入会費や年会費などは不要。会員になると、カード右側に写真が付き、事業者名などが書かれたカードが発行される。オレンジのカードは飲食店など、緑のカードは小売業などというように業種によってカードの色が違うようだ。



一般スーパーとは何が違う?



ゲートを通ると、一般のスーパー同様店内を自由に見て回ることになる。店内の放送では音楽が流れており、時折、特価品の案内アナウンスが入る。雰囲気は一般のスーパーと変わらない。
 


案内してくださった広報の冨岡さん(左)と、横浜いずみ店の大島店長(右)


店内に足を踏み入れ、まず気になったのがお客さんの数。取材時は平日の夕方4時から5時頃だったが、広い店内に数えるほどしかお客さんがいない。
 


閑散とした店内


大島店長いわく、ここのお客さんにとって夕方は、自分の店を営業をしているか、開店準備中。そのため、一般のスーパーでは繁忙時間となる夕方にはあまりお客さんが来ないそうだ。朝6時からオープンしているMETROでは、朝8時から9時台にお客さんが集中する。閉店は早く、19時までしか営業していないが、それもお客さんのニーズに合わせてのことだ。

また、一般スーパーと違って一人あたりの客単価が大きいこともあり、客数が少なくても十分な売上を確保できるという特徴もある。
 


店内ではリフトが動き回っていた


また、店内通路では営業中にも関わらずフォークリフトが動いている。安全のため、15歳未満の人は入場できない決まりとなっているが、一般のスーパーでは見かけない光景だ。

また、もう一つ特徴的なものに貸出しジャケットがある。
 


店内各所でジャケットを見かける


店内の魚コーナーや肉コーナーは、その鮮度を保つため温度がかなり低い。その寒さ凌ぎのためにジャケットが貸し出されている。
 


魚コーナーは気温2℃


METROでは、仕入れから輸送、陳列にいたるまで鮮度に配慮して、低気温をキープしている。店内の一部では室温が2℃から8℃になっているということで、しばらく立っているだけでも身体が冷えていくのが分かった。