昔ながらの庶民性が残る街、はま旅Vol.87「生麦編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第87回は、生麦事件でもその地名が知られる京急「生麦」駅。昔ながらの庶民性が残る街の中で、印象的なのはやはりビール!
ライター:篠原 章公
キリン横浜ビアビレッジへ
さて、ここでキリン横浜ビアビレッジにて工場見学をすることに。最少で2名からということで、編集部気鋭のニューカマー鈴木氏に同行してもらうことにした。以前はまれぽ内でもこちらの工場見学は「横浜市内で体験できる工場見学はどこ?」という記事でご紹介済みだ。
こちらがレストランなども併設されている「キリン横浜ビアビレッジ」
見学を待つ間、「こちらのボードを使って記念撮影をされる方がとても多いんですよ、よろしかったらいかがですか?」と受付の方が勧めてくださったので、記念に一枚、鈴木氏と一緒に写真撮影。
いい思い出になりました
そうこうしている間に見学開始。
詳しい内容は前述の記事にゆずるが、普段見ることのできないビールづくりの現場を見学しているうち、あっという間に時間が過ぎてしまった。
見学の最後にはうれしい試飲体験。
おいしくいただきました
セブンイレブン限定発売というワンランク上のスペシャリティ・プレミアムビール、「グランドキリン」も特別にいただくことができた。
こちらが「グランドキリン」
貴重な工場見学と試飲に、筆者も鈴木氏も大満足でビアビレッジを後にした。
ここで鈴木氏とはお別れ。
学校でも習う「生麦事件」に触れる
さて、次はどうしようかなと思いつつ歩いていると、これまたキニナルものを発見した。
生麦事件の碑があった
古そうな石碑だ
生麦事件とは、幕末にあたる1862年9月14日に起こった事件。当時、東海道だったこの付近で、薩摩藩の事実上の最高権力者だった島津久光の行列に乱入した、騎馬にまたがったイギリス人を供回りの藩士が殺傷し、薩英戦争の引き金となった。
事件の詳細は覚えていなくても、名前に覚えのある方は多いのではないのだろうか。
設置されていた看板によれば、近くに事件発生の現場があるとの事なので足を運んでみることに。
5分ほど歩くと、民家の塀に案内板が設置してあった。
絵とともに事の顛末が記されている
ご老人が熟読していた
実際に事件が起こった場所に来てみると、ただ頭の上で覚えていただけだった「生麦事件」という単語が筆者の中で妙に存在感を増してきた。実際にここで起こったんだな、と感じられただけでも来てよかったなあと思う。