昔ながらの庶民性が残る街、はま旅Vol.87「生麦編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第87回は、生麦事件でもその地名が知られる京急「生麦」駅。昔ながらの庶民性が残る街の中で、印象的なのはやはりビール!
ライター:篠原 章公
本日の〆は・・・
そうこうしているうちに、日も暮れかかってきた。
最後にどこかよさそうなお店はないかと歩いていると、周囲のお店とは少し雰囲気の違った店舗を発見。
今日はここで「はま旅」を終えることにしよう。
東口からほど近くに位置するキングペリカン
内観はこんな感じ
こちらに店を構えて14年目のキングペリカンは、全国的にも数少ない「横浜ビール」の樽生が味わえるお店なのだとか。
「横浜ビール」の数あるスタイルの中から、店主の藤原さんがその時のコンディションによって最もおいしいビールをチョイス。ほぼ週替わりで、いろいろなテイストの「横浜ビール」が味わえるのだそうだ。
「こだわりのビールをぜひ味わってほしいですね」と店主の藤原さん
そういうことなら飲むしかない、ということで、早速当店のハウスビールである「横浜ビール(生)」をいただくことに。取材当日は「アメリカン・ペール・エール」だった。
横浜ビール(生)(650円)
んー・・・これは・・・!
ググッと飲むと、柑橘系を思わせるフルーティーさと適度なドライ加減がマッチしていて非常にさわやかなビールだった。やはりビールにもいろいろな種類や味があり、こういったその時々でのお酒との出会いは楽しいものだなと再確認。おいしくいただきました。
さらに食べ物の方もお店で評判のメニューをいただくことに。
ジューシージャークチキン(600円)、シェファーズ・パイ(700円)
こちらのチキンは「ジューシー」と冠しているだけあって、熱いうちは肉汁感が感じられ、冷めてしまってからもおいしくいただけたのが印象的。シェファーズ・パイはイギリスの伝統料理なのだそうで、優しいお味で女性にもおススメだ。
最後に英国風パブとして、この地で長らく営業を続ける藤原さんに「生麦」について伺った。
「外部の方がいらっしゃるという点では、やはりキリンのビール工場ぐらいになってしまうかとは思いますが、昔ながらの庶民的な良さの残るいい街だと思います。私自身も、『パブ』の持つ『public』=『公共性』という意味合いを大切に、地元の方が気軽に立ち寄れる店を目指しています」
最後に
実は筆者にとって「生麦」への下車は初めてだったのだが、庶民的で暮らしやすそうだという印象を受けた。それに、「生麦」という地名が呼んだのかは分からないが、キリンのビール工場とこだわりのビールが楽しめる英国風パブによって、すっかり「ビールの街」というイメージに。
人間・歴史・お酒と、ネタに事欠かない魅力あふれる街でした。
■今回のはま旅「生麦」周辺
(Googleマップより)
・「キリン横浜ビアビレッジ」横浜市鶴見区生麦1-17-1
・「杉山神社」横浜市鶴見区岸谷1-20-61
・「キングペリカン」横浜市鶴見区生麦1-11-12
・「生麦事件発生現場案内板」生麦4丁目
―おわり―
kudoさん
2013年04月24日 11時08分
地図上の「JR東海道本線 生麦駅」? 「生麦」は京急ですよね。
Levicoさん
2012年12月01日 10時15分
タバコのおばちゃん、いい味出していますねえ~。こういう方が出てくる記事ってなんかホッとします!
ス。さん
2012年11月30日 13時28分
この手の街歩き取材は「人」が写っていると暖かみがあり、面白く感じます。通りすがりのオバちゃん、真面目そうなおじいさん、寝不足でお茶目なライターさん(笑) 「生麦って、どこだっけ?」という横浜初心者の自分でも楽しく読めました!