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横浜市内で体験できる工場見学はどこ?

ココがキニナル!

横浜市内でできる工場見学にはどんなものがあるの?(miyukidさん,木綿豆腐さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜市ではさまざまな業種の工場見学が開催されています。今回はキリンビール工場にお邪魔して、ビールができるまでを見学しました。

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ライター:吉川 ゆこ

見慣れた商品がどうやって作られているのか、誰だって興味があるはず。
そこで、横浜市内で実施されている工場見学を調べてみた。

震災後の節電対策で現在中止になっているところ、子ども対象で一般の見学ができないところ、あくまで工場見学なので製造工程を見学できないところは割愛した。

ダスキン 横浜中央工場(鶴見区)
基本は小学3年生から6年生の団体のみ。大人でも団体ならば予約可能。

日産 横浜工場(神奈川区)
エンジンの組立ラインを中心に約2時間の見学。要予約。

日清オイリオ 横浜磯子事業場(磯子区)
日本最大級の製油工場。見学用バスで工場敷地内を巡回する。要予約。

森永製菓 鶴見工場(鶴見区)
小枝などの製造工程を見学。売店にはキョロちゃんグッズも充実。要予約。

横浜醤油株式会社(神奈川区)
製造工程の一部のみ見学可能(仕込みなどは別工場で行われている)。要予約。

崎陽軒 横浜工場(都筑区)
製造工程&試食。昭和30年代当時の駅販売風景を再現したスペースも。要予約。

キリン横浜ビアビレッジ(鶴見区)
ビールができるまでの製造工程を見学&試飲できる。要予約。


「はまれぽ」では、すでに崎陽軒の横浜工場に見学に行っている。
ならば、吉川が向かうべき工場見学は、キリンビール横浜工場以外にはない!(理由はビールが好きだから)
 


目標は決まった!ビール(いや、取材でしょ)を目指してGO!




音と香りに大興奮



キリンビール横浜工場・通称ビアビレッジは、現存するキリンビールの製造工場の中で一番古い。
月曜以外の毎日、工場見学を受け付けており、週末の多いときには1000名が訪れるという大人気の工場見学だ。

受付を済ませるとそっとチケットを差し出された。お楽しみは最後に!
 


ビール(ソフトドリンク)3杯+おつまみ付き。これが無料だなんて


いざ、見学へ…なんだ!?この麦とホップの香りは。体感した人にしかわからない強烈な香り。
「工場に来たんだ」と改めて感じる。

香りに興奮した私をさらにあおる物が見学スペースの入口に待ち構えていた。

ビールをイメージしたオブジェとともに流れてきた音。音!これが私のテンションを最高潮へと導く。
この音は、ぜひ足を運んでご自身で体感してほしい。
 


水の泡に光が照らされて、まるで本物のビールの泡のように見えるオブジェ




規模の大きさに驚きの連続



まずはエントランスで2分間の映像を見る。
キリンビールビールづくりに対する考え方やこだわりをぎゅっと詰めこんだ内容だ。

それから原料の説明へ。
ご存知だとは思うが、ビールの原料は麦(二条大麦)、ホップ、水。シンプルなだけに、原料選びに対するこだわりは強い。
麦やホップを触りながら、本日のガイド・蒲谷(かばや)さんの解説に耳を傾ける。

ちなみに350ml缶を1缶作るには手のひら1杯分の麦芽、ホップ5個、水2.5ℓが必要なのだとか。
蒲谷さんの解説にはこうした具体的な数値が何度も出てくるのだが、これがあまりに壮大すぎてピンとこない。

逆にピンとこないことで、私は国内最大級の製造工場である横浜工場の規模の大きさを思い知った。
 


ガイド歴7年の蒲谷さん

 

苦味と香りを与えるホップは“ビールの魂”ともいわれる


歩みを進めると、ずらりと並んだ大きな仕込釜が見えてきた。
これぞ工場見学といったベストビュー。思わず何度もシャッターを押す。

仕込の過程で行われる麦汁ろ過。
通常、ろ過は2回行われ、最初のろ過で流れ出てくるものを一番搾り麦汁、2回目のそれを二番搾り麦汁と呼んでいる。

定番商品「キリン一番搾り生ビール」は、この一番搾り麦汁しか使っていない。贅沢なビールと呼ばれる理由だ。
 


9個の釜が並ぶ仕込室は圧巻


仕込がすむと発酵・貯蔵となるのだか、これは屋外にある大きなタンクで行われるので、見学の際にはあの中にビールがね…と思って見ていただきたい。高さが20mあるタンクで発酵約1週間、貯蔵1~2カ月。じっくりと熟成されていく。
 


具体的な数値と図解で丁寧な説明が続く


それから、最終的な仕上げの工程に入っていく。仕上げ前のろ過。缶・びん・樽詰め。そ
して製造期限などを印字する作業などを見て見学は終了。

写真撮影がNGの場所が2カ所あったので写真で紹介できない工程もあった。
ぜひビアビレッジに足を運んで確かめてほしい。