幸福に空腹を満たす旅、はま旅Vol.88「平沼橋編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第88回は、編集部・千葉扮する「千葉頭二郎(ちばがしら・じろう)」の、平沼橋駅周辺で幸福に空腹を満たす、「孤独のグルメ」(テレビ東京系列)の井之頭五郎顔負けのグルメ旅。
ライター:はまれぽ編集部
ひと目で惚れた、お食事処
さぁて、何を食おう。俺の腹は、何腹だ? ・・・考えるな、感じるんだ。
おや、ここは。浅間神社だって?
ここはひとつ、お参りでもしていこうか
浅間神社は、1080(承歴4)年創祀らしい。さすが、歴史のある神社だ。もともとこの一帯は「芝生(しぼう)村」といったそうだが、縁起の悪い響きから、浅間神社にあやかって「浅間町」に改名したという。
なるほど、浅間下交差点の名前の由来は、そういうことか。歴史を知ると、その街が好きになる。
うん、この街で、美味い飯にありつきたい・・・。
どうか、美味い飯と巡り合えますように
高台にある浅間神社から降りると、浅間下商店街に出た。
・・・ひと目で惚れた。お食事処「はつ味」だ。
この佇まい。これだ、これこれ
席はカウンターと、テーブルが少しだけ。壁には、オリジナルラベルのボトルキープがずらり。
夜はきっと、常連さんで賑わうんだろう。
そうそう、こういう店を待ってた
ランチメニューは、どれも当たりの予感
オリジナルメニューの「はつ味焼定食」も捨てがたいが、ここは・・・
「すみません。・・・美豚ガーリック風味定食をください」
二郎’s セレクション
【美豚ガーリック風味定食】ニンニクがガツンとくる(850円)
ニンニクと豚。いい組み合わせじゃないか。ふわっと漂うにんにくの香り。あぁ、これを待ってた。
これでいい。いや・・・これが嬉しい
ほふほふ、あったかい
おぉ。ニンニクがガツーン! とくるなぁ。これならいくらでもご飯が食べられそうだ。
付け合せの漬物も、普通な感じでいい。こういう素朴さがたまらないんだよ。
ちなみに、はつ味焼定食(850円)はこちら
平沼橋にお店を構えて10年以上が経つそうだ。お店の名前は、先代の奥さんの名前に由来するそう。残念ながらお店の方のお写真は断られてしまったが、これは、いい店を覚えた。
こんど来たときは、はつ味焼定食が食べたいなぁ。
満腹でも食べられる? とろ~りチーズの誘惑
しばらく歩くと、今度はなにやら、変わった名前のお店を見つけた。
「露粉々」と書いて・・・「ロココ」
これは素通りできない。扉を開けると、素朴な雰囲気の喫茶店といった風情だ。
なんだかシャレたお店じゃないか
さっき食事をしたばかりだが・・・このうまそうなパン。聞けば、ここはもともと、パン屋さんらしい。
オススメはもちろん、ふわっふわのパン。これは、無理をしてでも食べなければ。
二郎's セレクション
【ピザトースト】ふんわりパンにとろ~りチーズの夢コラボ(500円)
この、とろ~り感。たまらない
ふふっ、つい笑顔が出てしまう
平沼橋でパンを作って8年ほど。好きだった「ロココ」という言葉を、ただカタカナで書いても、ひらがなで書いても面白くないということで、「露粉々」という漢字をあてた。
露粉々を切り盛りする関口さん
店頭でパンの販売も行っている。こんどはお土産に買っていこう。