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みなとみらい地区にできた自転車が通行可能な歩道、今後増えていくのか?

ココがキニナル!

みなとみらい地区に新たに自転車通行帯が整備されたとのことですが、現地調査と今後の展望を調査してください。(ハマ太郎さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

現場では、歩行者用のゾーンと見分けがつかないという声も。県警では、これから事故分析などを重ねつつ、県内42路線を中心に整備を目指している

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ライター:河野 哲弥

自転車の保護なのか、歩行者の保護なのか



こうした自転車の交通環境整備には、主に2つの目的があると考えられる。

1つは、歩道を分離することによって、歩行者と自転車の接触事故を防ごうという観点。もう1つは、車道を走る自転車を歩道へ引き上げることによって、自転車と自動車の接触事故を防ごうという観点である。
 


トラックに挟まれた自動車が、急ブレーキをかけていた
 

ほとんど後方確認をせずに、路駐を避けていく自転車
 

停車中のバスも、自転車にとっては障害となる


改めて観察してみると、自転車と自動車の事故は、いつ起きても不思議ではない状況だった。

ひとまず、被害の程度としては大きい「自転車の保護」を優先し、歩道内の可分は次の課題なのだとしたら、見分けが付かない状況の説明は付く。ただし、歩道内はこんな状況だ。
 


ラインは、ほとんど無視されている
 

二車線状態のようなケースも


そもそも、ここを通行する人は、このラインの意味を知っているのだろうか。県警本部へ着く前に、この辺でインタビューしてみることにしよう。



珍回答続出、認知度は1割



ちなみに、規制が始まったのは3月2日(土)で、取材日は同12日(火)ということをお断りしておく。同じ歩道を利用するという意味では、横浜市在住かどうかは関係ないので、無作為に選んだ10組にヒアリングしてみた。
 


結果はどうだったであろうか


「この白いラインが何だか、分かりますか?」と質問したところ、答えを知っていたのは、たった1組だった。残り9組のうち3組は「分からない」、「何かの境界線」と「ジョギング(ウォーキング)コースの目印」が2組ずつ、「言われるまで線があることに気付かなかった」と「行きと帰りですか?」が1組ずつという結果だった。

また、「自転車はどちらを通るのか分かりますか?」については、10組すべてが「見分けがつかない」と回答していた。
なお答えは、「自転車は車道側のゾーンを通行」である。
 


このような状態で質問されたら、あなたは何と答える?


さて、そろそろ県警本部との約束の時間が来たようだ。さまざまな疑問を抱えつつ、広報担当者を訪ねてみることにした。